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OffTime3月号 インタビュー 福岡みなと 在宅医療クリニック 院長 中堀 亮一

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繰り返される対話を紡いで
在宅医療への確かな信頼を

患者さんの尊い人生のACPは
妥協なき相互信頼が大切

小学生の頃の手術経験で医師を意識して九州大学医学部へ進み、九州大学病院、国立病院機構九州医療センター、社会医療法人栄光会栄光病院、日本橋かきがら町クリニック、わかばクリニックを経て、2019年4月「福岡みなと在宅医療クリニック」を開業。院長そして4名の精鋭スタッフ(2020年2月現在)が、毎朝のカンファレンスから一致団結、それぞれの役割を果たし、既に多くの患者さんから感謝の2文字を得ているという。団塊の世代が全員後期高齢者になる「2025年問題」への真摯な取り組みとその気概は頼もしい。

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患者さんの尊い人生にしっかり寄り添いたいと熱く語る中堀院長

少年時代はキャッチャーで野球三昧。高校は理系の男子クラスで学園祭は天国

生まれは北九州市八幡西区の折尾です。地元の則松小学校、則松中学校を経て、県立東筑高校に進学しました。少年時代は野球に夢中で、小学1年から6年まで“則松ファイヤーズ”という少年野球チームのキャッチャーをしていました。中学生時代も野球部でキャッチャー、弱小チームでしたので試合成績は芳しくなかったけれど、部員だった仲間は今理学療法士でリハビリなど頑張っていて、在宅医療の学会であったりし、繋がっています。高校は共学ですがずっと理系の男子クラスで無味乾燥の毎日。文化祭や体育祭は女子生徒との接点があるので妙に頑張った覚えがありますね(笑)。

慢性中耳炎が治癒した体験で高校入学時には医学部進学を決めた

実は生まれつきの慢性中耳炎で聴覚が悪く、小学5年生の時に手術してもらい、日常生活に支障がないまでに治り、その体験で漠然と医師という語句が頭をよぎったかもしれないですね。高校入学時に医学部への進路を考えていたのは、その時のことが遠因かもしれませんね。少し遠回りをして、九州大学医学部に進み、柔道部(医学部)に入部しました。野球でキャッチャーをしたせいか、足腰が頑丈、4年生のときキャプテンになり大会の参加費用などOB会にはお世話になり、その後の打ち上げなどもOBにお願いして、われわれは接待で頑張りました。その伝統は現在も続き、診療の都合で大会費用などの集金に来た後輩に会えない時は後日郵送で届いた振込用紙で送金しています(笑)。

九州大学病院から研鑽診療の年月、日本橋かきがら町クリニックでは木田和利先生に公私共にお世話になる

無事卒業して九州大学病院小児外科に入局し、医局の人事で以後1年毎に別の病院で勤務しました。佐賀県医療センター、九州医療センター、栄光病院、そして日本橋かきがら町クリニックでは2年間、在宅緩和ケア部長として診療の日々を送りました。慣れない東京生活の中、生粋の東京っこの木田和利先生には飲みに連れて行ってもらったり、診療面でも多くのアドバイスをいただき、公私共にお世話になりました。

治療と同時の緩和ケアという考え方、緩和ケア専門医を一人でも多く

2019年4月開業し、九州医療センター、浜の町病院と連携し、緩和ケア専門医として病院に行くことが難しい在宅の患者さんの診療を担当しています。しかし、緩和ケア専門医は福岡県に10人しかおらず、その中で在宅をメインにやっている緩和ケア専門医は唯一私だけという現実があります。在宅緩和ケアをさらに進めていくためには専門医の育成は必須です。そして何より“緩和ケア”のマイナスイメージを払拭したい。つまり、術後何もできないから緩和ケアではなく、治療と同時進行の緩和ケアという在り方を知ってほしい。死のための緩和ケアではなく、より良く生きるための緩和ケアなのだということを知ってほしい。そうは言っても、現在は私一人で365日、24時間体制で頑張っていますがこれを続けることは無理があり、同じ志を持つ医師を一人でも二人でも育てることも急務だと思っています。

在宅医療の本質は繰り返される対話、患者さんとの相互理解そして信頼から

在宅緩和ケアで大切なのは、自分の価値観や正義を押し付けていないか、医療者である前にひとりの人間として、患者さんの尊い人生に土足で踏み込むようなことをしていないか。在宅医療は自問自答の繰り返しです。ACPの本質は5回でも10回でも30回でも「繰り返される対話」により相互理解していくことです。そこには絶対の正義はなく、じっくりと時間をかけて、患者さんご本人とご家族、関わる医療者皆で決断したことが、納得につながります。そこで得られる相互理解や信頼がいかに大切か、自分への警鐘を込めて心に留めたいと思います。

活動報告

活動報告として、開業したその年、2019年10月20日に開催された「第10回全国在宅医療テスト」をスタッフ全員が受験し、全国127団体中、全国2位になりました。毎日朝の勉強会を自主的に行った賜物です。

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◆福岡みなと在宅医療クリニック

住  所/ 福岡市中央区荒戸1-3-20
   メゾンアクア3階
T E L/092-791-4860
F A X/092-791-4870
院 長/中堀 亮一
診療内容/内科・外科・緩和ケア内科
診療時間/9:00~17:00
【在宅医療】緊急時含め、24時間365日対応
※外来は完全予約制となっています。
休 診 日/土・日・祝日
H  P / https://fukuoka-minato.com/

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