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OffTime9月号 編集後記

編集長/黒木 正和

 新型コロナ感染が蔓延している中、興味深い医療TVドラマが放映されている。それは「アンサング・シンデレラ~病院薬剤師の処方箋~」(フジテレビ)で、薬剤師法第24条の疑照会が根源のテーマであり、主人公葵みどりと薬剤師のメンバー、医師、看護師、外部の薬剤師(ドラッグストア)など医療関係者との間に起こるトラブルと真摯に向き合っていく日々を追う。タイトルのアンサングは「讃えられない」の意があり、薬剤師がしたい事でなく患者がしてほしいことをひたすら滅私奉公するイメージが、あのシンデレラに重なる。葵みどり役の石原さとみはまさに適役で、病院中を走り廻るその必死な姿(思いの外小柄)と患者に接する真剣な眼差しは彼女が本来持っているものが溢れ出ているようで、超演技で快ち良い。薬剤師部長販田聡子役の真矢ミキは中間管理職役の悲哀を飄飄と演じていて流石。ベテラン薬剤師荒神寛治役のでんでんも面白く、最近の佳作である。

●Off Time発行元

ドリームシェア株式会社
株式会社コマーシャルアーツ

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