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OffTime8月号 まちかど口福探訪

OffTime編集部オススメ まちかど口福探訪

福岡・北九州の見知らぬ街角。
旅人になった気分で歩いてみれば、今まで気づかなかった美味しいお店と巡り合う。
そんなささやかな外食の愉しみ。

すし処西家(にしや)

喜んでいただける鮨とおもてなし
新鮮な海の幸に、想いを込めて
クジラの握り、トロ、キス、アジ…。
小ぶりの寿司を口に入れると、磯の香りがふわりと広がり、溶けていく。
派手さはないが、素材の味わいが胸にまっすぐ伝わってきて、店を出た後もその味を反芻したくなる。
西さんの鮨を初めて食べたとき、そんなあたたかい気持ちになったことを覚えている。
西さんのお父様が営んでいた「すし富」は55年続いた老舗として地元戸畑で親しまれていたが、福岡老舗、「鮨処うえ田」で腕を磨いて後を継いだ西さんの代になった今、「小倉で開いて欲しい」というお客様の要望も多かったことから心機一転。
今年2月、鍛冶町で再出発に踏みきった。
「お客様に少しでも喜んでいただきたいですし、有意義なオフのひとときをお届けできれば嬉しいです。
ビオトープのグリーンやジャズのBGMにも和んでいただければ」と語る店主の西さん。
奥様の裕美子さんの親しみやすい空気感もあり、女性一人客もちらほら。
新天地で花開く西さんの鮨の世界、今から楽しみだ。
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昼のにぎり」(2,000円~)、「夜のにぎり」(一人前10貫4,000円~)、「夜のコース」(7,000円~)、お好みや一品も多数揃う。
「ヒレ酒」(1,000円)に加えて、地元福岡の名酒「喜平太」(500円)など寿司に合う極上の純米酒やワインもある。
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カウンター席のほか、ゆったりと過ごせる個室もある。
すし処 西家(にしや)
A d d/北九州市小倉北区鍛冶町1-7-8 第3キヘイビル1階
T e l/093-512-6042
O p e n /12:00~14:00(O.S)、17:30~23:00(O.S)
定休日/日曜日
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あなたのOff Timeは?
お伊勢さんなどの神社参拝。
神社の空気は清々しくて 元気をいただきます(店主ご夫婦)。

gorm’s(ゴームス)

デンマークで出会った感動を福岡で
食、人、空間のカルチャーミックス
まるで東京のメンズ雑誌から抜け出してきたようなオーナーの岩村さん。
葉巻をくゆらせながら、チャーミングな笑顔で取材に臨んでくださった。
ロサンゼルスやイタリアなどに駐在した経験を経て、興味の対象は、北欧はデンマークへと移っていった。
なかでも有名シェフのgorm氏との出会いは大きかったという。
彼が作る薄くてクリスピーなピザの味わいに惚れ込み、日本にも伝えたいと申し出たことから、gorm氏とのコラボが実現。
開店以来、女性客やピザは苦手というご高齢のお客様にも支持されている話題のピザは、野菜が盛りだくさんでサラダ感覚のピザといえばいいだろうか、28センチでもペロリと食べられる軽やかな美味しさ。
北欧の器づかいもセンス抜群。
「食を通して、空間やアートなどに見られるデンマークの素晴らしさやスピリッツを日本に伝えたい。
福岡から全国に発信したいですね」と岩村さん。
デンマークと日本。
福岡発の新たなカルチャーが生まれる予感を胸に、気持ちのいいテラス席でピザを満喫した。
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来福したgorm氏が一ヶ月かけて伝授してくれた「3種のキノコとスライスポテトのキノコピューレ ピザ」(28センチ1,500円、20センチの小サイズと選べる)、「ラビオリとブロッコリーのトマト ソースパスタ」(1,350円)。
田崎真也氏セレクトの厳選ワインと味わって。
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緑に囲まれたテラス席は、ワンちゃん連れも大歓迎。ベビーカーもOK!
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gorm’s(ゴームス)
A d d/福岡市中央区薬院2-12-17
T e l/092-717-1855
O p e n /11:30~15:00、18:00~22:30(O.S)
定休日/火曜日
H P /http://gorms.jp/
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あなたのOff Timeは?
ウエイトトレーニング、自転車、海外のレストランや雑貨、洋服探訪(店主)。

ピサンリ

“たんぽぽ”という名の料理店
真心のこもった一皿を大切に味わう
『フランスの料理とワイン ピサンリ』。
いわゆる一般のフレンチではくくれない何かがあるような気がしてオーナーシェフの中島英人さんに尋ねると、「幼少期に、伊丹十三監督の映画「たんぽぽ」を観て、料理人を志したんです。
ピサンリは仏語でたんぽぽという意味です」とほがらかな笑顔が返ってきた。
2004年の開店時は、これぞフランスの家庭料理というボリューム満点の一皿を提供していたそうだが、年齢とともにフレンチの枠にとらわれない「お腹にもたれない爽やかな食べ心地と凝縮した旨味を感じられるような料理」にシフトしてきたという。最近では友人の和食料理人の影響を受け、下ごしらえなどに取り入れているとか。
素材のチカラを十二分に発揮したアスパラのアミューズの美味しかったこと。
見た目もチャーミングで、食べるとアスパラが土からグイと顔をのぞかせる光景までがうかんでくるようで大満足。
店主が目指す「今、素直に自分が求める味」をぜひ体感しに行って欲しい。
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前菜の盛り合わせ」(1名1,300円)、「鶏白肝のパテフレンチトーストいちじくの赤ワイン煮添え」(840円)、「ウニとクレソンのリゾット」(1,380円)、「おまかせコース」(3,800円、5,400円・要予約)、「グラスワイン」(630円~)
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南フランスの田舎を思わせる、簡素でセンスのいい空間。
中島さんの料理は、妻の万里さんの手で大切に届けられる。
素朴であたたかみのある接客が嬉しい。
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ピサンリ
A d d/福岡市博多区春吉2-16-12
T e l/092-721-1713
O p e n /18:00~22:30(O.S)
定休日/月曜日
H P /http://pissenlit.sakura.ne.jp
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あなたのOff Timeは?
ギターやウクレレ演奏、子どもと遊んでいます (店主ご夫婦)。

お料理 琢磨(たくま)

伝統と革新を旬にとりこんだ
京都仕込みの繊細な和食
愛用の包丁を手に、カウンターに立つ店主の東條琢磨さんの横顔に、本日の料理への期待が高まる。
10代の頃から京都などで修業を積み、自分の城を築いたのが6年前。
宣伝一切なしで開店したので、最初は苦戦したものの、やがてその噂は口コミで広がり、今や予約がとれない店と言われるほど。
さて、そのお味のほどは?
夏野菜の煮物をつまみ、日本酒を一口呑んで納得。
凝縮された滋味深く豊かな味わいに、思わず笑みがこぼれる。
食材の仕入れ先は旦過市場、大分に加えて、奥様の故郷である北海道まで多岐にわたる。
地のものだけではなく全国から旬の食材を仕入れるのは、「常連のお客様が多いので、選択肢は多い方が楽しいと思いまして」との考えから。
個室もあるが、特に人気なのは、東條さんの仕事を至近距離で見られる畳敷きのカウンター席。
色とりどりにきらめく薩摩切り子のコレクションを眺めながら、舌鼓。
ドクターはもちろん、経済界にもお墨付きというのが頷けるひとときであった。
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「夏野菜の冷し鉢」(1,000円)、「ししゃも北海道鵡川産オスメス各2尾」(1,300円)。「はもおとし」(900円)、「とうもろこしかき揚」(800円)などに加えて、「琢磨おまかせコース」(全10品5,000円)も人気がある。
お料理 琢磨(たくま)
A d d/北九州市小倉北区鍛冶町1-3-4 美松コア1階
T e l/093-531-5186
O p e n /17:00~翌2:00
定休日/ 日曜日
あなたのOff Timeは?
気持ちをオフモードに 切り替えます(店主)。
※消費税改訂により、価格は変更することもありますのでご了承下さい。

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