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OffTime9月号 Men’s BOX

トレンドやこだわりのファッションに注目 Men’s BOX

14.9.10月号メンズ_2478
真剣に遊ぶから、喜びが生まれる。

原寸模型の蒸気機関車を作る段ボール工芸家 しまひでおさん
仕事を辞めたあとも、自分の好きなことをイキイキとやり続けられる人生。
それはもしかしたら、日頃のOffTimeとも関係しているのかもしれない。
今回ご紹介する段ボール工芸家のしまひでおさんも、自分が好きなことで人から喜ばれる第2の人生を楽しみながら歩んでいるひとりだ。
幼少期から、蒸気機関車の「原寸マニア」だったしまさん。
D51形を設計した鉄道技術者の島秀雄さんとは、しまさんのお父さんと親しい友人で、幼い頃は自宅で呑みながら機関車談義するほどの間柄だったとか。
思えば、その頃からすでにしまさんの道は決まっていたのかもしれない。
東京で建築家をしていたしまさんが下垂体腫瘍を発症したのは、働き盛りの47歳の頃であった。
手術もできない厳しい状況と医師から宣告されたしまさんは、家族の支えのもと、あらゆる療法を試し、53歳にはなんと克服!
そんな劇的な体験をきっかけに、それまでの生き方を潔く方向転換したしまさん。
「死ぬ前に何をしたい?」という友人の問いかけに、「原寸大の蒸気機関車を作る!」と即答した。
呆れ顔の友人をよそに、D51の実測をスタートさせたのが還暦を迎えたその日であった。
周囲からあやしまれつつも連日通いつめ、無数のスケッチを繰り返す日々。
幼い頃から慣れ親しんできた蒸気機関車愛に加え、建築家としての経験によって、実測部位約1,000ヶ所、スケッチ3,000点、設計図工作図面500枚によって 1,700個ものパーツを完成させたのだ。
(次号に続く)
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14.9.10月号メンズ_2497
14.9.10月号メンズ_2470
〈D51仕様〉
全長/(機関車本体)12,500ミリ
全高/3,980ミリ
全幅/2,860ミリ
重量/(段ボールのみ)1,250キログラム
段ボール箱総数/約4,000個
製作期間/10ヶ月
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〈プロフィール〉しま・ひでお
昭和24年東京生まれ、段ボール工芸家。
段ボールを素材とする工芸分野を開拓すべく「原寸段ボール模型D51」を製作。
平成21年、 暦を期して退職。
「工芸分野」と「工業分野」における段ボール素材の可能性を追及する存在として注目を集める。
D51蒸気機関車原寸段ボール模型サイト
http://d51-1162.jimdo.com/
〈D51(デゴイチ)豆知識 〉
SLとは、「蒸気(Steam=スチーム)」の力で動く「機関車」(Locomotive=ロコモーティブ)の頭文字。
動力は、運転席後部のテンダーと呼ばれる炭水車に積んだ石炭と水から発生する蒸気。
なかでもD51は、昭和10年から15年間、重い荷物を運ぶのが得意な機関車で、デゴイチという愛称で人気。
〈今後の巡回スケジュール〉
8月27日(水)~31日(日)鳥栖市民文化会館大ホール/佐賀県鳥栖市
9月16日(火)~23日(火)イオンモール福津/福岡県服津市
9月2 6日(金)~3 0日(火)井筒屋小倉店/福岡県小倉市
平成26年暮れ頃には広島・岡山、平成27年の春頃は大阪・京都付近、
GWあたりは名古屋・豊橋辺り、夏休みには横浜を経て東京に到着する予定。

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