好きなこともっと　ホテル日航福岡

　福岡の華やかなホテル業界を牽引する存在「ホテル日航福岡」。そこに流れているのは、ホスピタリティという言葉をこえた“文化“。人はどうあるべきか、大人として、企業人として、トップとして、どう生きる姿が美しいのか。こちらのオーナーの思想を伺うに、そんな哲学を追究した方のように感じられる。
　平成元年の創業時から運営されている会員制のフィットネスクラブもそう。目的は、エグゼクティヴクラスの方々の健康管理とリフレッシュ、さらに社交が生まれるサロンとしての役割も。一歩足を踏み入れると、ここは英国のホテルかしらと見紛う華やかな空間が広がる。なにせ会員の多くは、福岡を、いや日本を代表するような著名な経済界の重鎮や、我らが医療業界のドクターなど各界のリーダーなのだ。
　しかし、トレーニングウエアに着替えれば、権威や地位などに関係なく、一対一の人間として、インストラクターのマンツーマン指導のもとストレッチをし、トレーニングに励む。あるドクターは、昼食を終えた足でフィットネスを訪れ、汗を流した後、颯爽と現場に戻って行くらしい。涼やかな顔で徹底される日々の健康管理。それもまたトップたる理由であろう。開業当初、「時間を忘れていただければと休憩ルームに時計を置いていなかったら、多くの会員様に“俺たちは忙しいとばい、時計がなかったら却って落ちつかん“とチャキチャキの博多弁で言われ、あわてて時計をつけました」なんて微笑ましいエピソードも。より良く生きるために、今日も自己研鑽を積み重ねる。それを支えるのが日航のフィットネスクラブなのである。