online pharmacy without script

offtime2月号 ことばの救急箱

ことばの救急箱

晴れたり曇ったり。
心の天気は変わりやすいものですが、心とからだの声に耳を澄ましていれば、きっと大丈夫。
今月も編集部が見つけた珠玉のことばをお届けします。
◎今月は、享年97歳の間際まで自分のペースで絵を
描き続けた“仙人”画家、熊谷守一氏の
「へたも絵のうち」からお届けします。
私はだから、
誰が相手にしてくれなくとも、
石ころ一つとでも十分暮らせます。
結局、私みたいなものは、
食べ物さえあれば、
何もしないでしょう。
犬もそうだ。
食べ物さえあれば、
ねそべっているだけで、
なにもしない。
あれは、じつにいい。
結局、絵などは自分を出して
自分を生かすしかないのだと思います。
自分にないものを、無理になんとかしようとしても、
ロクなことにはなりません。
「いま何をしたいか、何が望みか」と
よく聞かれますが、
別に望みというようなものはありません。
だがしいて言えば、「いのち」でしょうか。
もっと生きたいことは生きたい。
絵でも字でも
うまくかこうなんて
とんでもないことだ。


関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

【必須】

ページ上部へ戻る