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OffTime9月号 特集

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かごしま薩摩川内市:「甑島」を旅する

東シナ海から吹く風と
鹿の小百合の香り満ちる
「甑島」を旅する

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 気漫画『Dr・コトー診療所』のモデルとなった医師、瀬戸上健二郎さんが離島医療を切り開いたことで知られる鹿児島県薩摩川内市・下甑島がある甑島をご存知だろうか。
 北から南に連なる、上甑島、中甑島、下甑島からなるこの島は、かつて「五色島」と呼ばれていたように、色とりどりの豊かな恵みにあふれている。奥ゆかしく香る野生の鹿の子百合、ピチピチと跳ねるイキの良いきびなご、新鮮な貝や海藻、ミネラルたっぷりの島風を浴びた牧草を食む黒毛和牛、山の伏流水で育つ米、野生椿から手搾りする椿油、島育ちの芋焼酎、海水から作る滋味豊かな塩……。人間が自然に敬意をはらい、共存する昔ながらの暮らしが今も守り続けられている点は、僻地と呼ばれる離島ならではである。

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  介したい名所はたくさんあるけれど、旅の魅力はやはり、その土地の人との出会いに尽きる。ぶらりと訪ねた『ギャラリーヒラミネ』で見せていただいたゴッタンと呼ばれる箱三味線の音色とのびやかな唄声、93歳のアーティスト平嶺時彦さんの歓迎の踊りには、じーんときた。人口4700人の島には高校がないため、子供達は昔から”15の島立ちといって15歳で本土へ渡り、一人暮らしを始めるのだ。南九州に伝わるゴッタンの素朴な響きは、そうした島の生活にながれる様々な事情や感情を旅人にも伝えてくれるような気がした。
 そして何よりも印象に残ったのは、島のあちらこちらで可憐な顔をみせてくれる市花・鹿の子百合を島の人が大切にしている光景である。偶然見かけた集落の清掃活動でも鹿の子百合だけは切らないよう慎重に草刈りをしていた。カサブランカの品種のルーツのひとつといわれる鹿の子百合は、かつて甑島が貧していた時代、海外に輸出して現金収入を得た歴史をもつ。島の暮らしを支えてきた鹿の子百合の野性味あふれる優しい表情は、情にあつい島の人の笑顔と重なり、心に残っている。下甑島ならば9月中旬まで見ることができるそうだ。皆さん、甑島は良いところですよ。ぜひ足を運んでみて下さい。

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甑島の魅力を個性豊かなトークで案内してくださるガイドの皆さま。

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島へのアクセス

九州新幹線で川内駅へ、電気バスで川内港ターミナルまで行ったら、里町・里港に高速船(約50分)で到着。
ターミナルや高速船は、「クルーズトレインななつ星in九州」を手がけたデザイナーの水戸岡鋭治氏による。
串木野新港からはフェリーで最短75分。

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島に泊まるなら

リゾートホテル甑島館()

宿2

里港から徒歩1分、全室オーシャンビューのホテルで優雅な一日を。

Add/薩摩川内市里町里1619-15
Tel/09969-3-2121
HP/http://www.koshikishimakan.co.jp/


こしきしま親和館

宿1

家庭的なおもてなしと露天風呂、新鮮な魚介のごはんが美味しい宿。

Add/薩摩川内市下甑町長浜1233-3
Tel/09969-6-2008
HP/http://sinwakan.jp/


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