医療法人 海の弘毅会 北九州腎臓クリニック/新北九州腎臓クリニック
「経験に裏付けられた学問、学問に裏付けられた経験を兼ね備えること、そんなスタッフの育成にも貢献できたらと考えています」。
日本国内で、患者数は約1,300万人にのぼる「慢性腎臓病(CKD)」。高血圧や糖尿病など、さまざまな病態を伴い、医療費だけでなく、重篤な合併症による介護負担の増大につながるため、治療と予防が喫緊の課題である。その取り組みと目指す未来について、「医療法人 海の弘毅会」理事長の海津先生にお話を伺った。
試金石としての挑戦
外来と個別指導を充実
あるべき姿を目指して
地域社会と医療の未来へ
PickUP~あたたかな医療で親身に支える~
―院長に就任されて、まもなく半年になりますね。
はい。以前は大病院におりましたので、違いを感じる部分もありますが、チーム医療の連携の強さは素晴らしいと思います。当院は創立20年以上の歴史があり、腎臓病・透析治療の専門クリニックとして地域医療の中核を担ってきました。手術・入院にも対応しておりますので、今後も分院である「新北九州腎臓クリニック」はもちろん、近隣の医療機関とも協力して、患者さんやご家族のニーズに応えていきたいと考えています。
―「腎機能改善外来」の取り組みもご好評ですね。
おかげさまです。「透析に行かせない」を合言葉に、メディカル・スタッフと一体となって行っています。5分や10分の診察や説明で、ご安心・ご満足いただくのは難しいものです。当院では患者さんとご家族に対して1回に約2時間かけて指導を行い、合併症や併発症を予防または治療し、QOLを維持・向上に努めています。
―今後、さらに力を入れたいとお考えのことは ありますか。
そうですね。ご高齢の患者さんも多いので、将来はリハビリテーションができる技師の方に来ていただいて健康維持のお手伝いをする、透析患者さん同士で交流を深める機会を設ける、といったことも実現したいですね。発展途上ですが、研修機関としても充実させたいと考えています。「人」が行うことですので、油断や事故のないように体制を強化しながら、「人」と「人」としてあたたかな医療を目指します。
透析室にて。「ご年配の方からも気軽に話しかけて、何でもご相談していただける雰囲気を心掛けています」。
◆取材協力 医療法人 海の弘毅会 新北九州腎臓クリニック
T E L/093-474-7200
理事長・院長/海津 嘉蔵
名誉院長/土師 正文
医 師/三谷 博通
診察内容/腎臓内科・人工透析内科・糖尿病内科・高血圧・内科一般
職員数/17名(医師・看護師・臨床工学技士・管理栄養士・栄養士・臨床検査技師・薬剤師・看護助手・企画・事務)
外来受付/(月~土)9:00~12:00/14:00~17:00
透析受付/(月~土)8:00~14:30
休診日/日曜日・祝日、12月29日~1月3日
◆取材協力 医療法人 海の弘毅会 北九州腎臓クリニック
T E L/093-475-4939
理事長/海津 嘉蔵
名誉院長/阿部 哲哉
院 長/海津 嘉毅
病床数/10床(療養病床6床/一般病床4床) ※透析室病床 58床
診察内容/腎臓内科・人工透析内科・糖尿病内科・高血圧・内科一般
職員数/38名(医師・看護師・臨床工学技士・管理栄養士・臨床検査技師・看護助手・事務)
外来受付/(月・水・金)9:30~12:00/14:00~18:00
※火・木の午後は~17:00、土曜は午前のみ
透析受付/(月・水・金)8:00~13:30/16:00~23:00
(火・木・土)8:00~13:30/13:00~18:00
休診日/日曜日・祝日、12月29日~1月3日
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