編集長/黒木 正和
あの「北の国から」の倉本聰脚本の連続ドラマ「やすらぎの郷」が話題である。本紙9月号に掲載した西部ガスグループが運営する『アンペレーナ百道』は、超高層邸宅型タイプの贅沢な空間を誇る介護付有料老人施設で、福岡市全景を見渡せるスカイラウンジや天然温泉など、入所者に好評だという。「やすらぎの郷」は、海に面したリゾートタイプの介護付有料老人施設で、本館と点在する離れ家に、往年の映画スターやその業界人が余生を過ごしており、倉本聰とおぼしき主人公役に石坂浩二、他に浅丘ルリ子、加賀まりこ、有馬稲子、ミッキー・カーチス、山本圭、藤竜也、現実には野際陽子は既に故人であるが、ドラマの中では(9月10日時点)芥川賞を逃した作家として生きており、存命の八千草薫の葬儀など、視聴者としては不思議な感覚である。フィクションなのに、出演者がドラマの進行と共に、ひとりひとり現実に亡くなって行きそうで、胸騒ぎがして怖いのである。
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ドリームシェア株式会社
株式会社コマーシャルアーツ
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