編集長/黒木 正和
世界で33人の著名な恐竜化石ハンターの中でも第一人者の北海道大学の小林快次准教授。モンゴルの首都ウランバートルから25時間、中国との国境近くのゴビ砂漠に、恐竜の化石を求めて辿り着く。そこは恐竜化石地層の空白地帯のウンドルポクド丘。細心の注意で刷毛や筆で発掘する姿は地味だが、まさに肉体労働である。灼熱の太陽の下、陽が昇って沈むまで、土埃、汗まみれで、何日もかけて探しあてた微小な骨片はさながらパズルのワンピース。それらを推理と想像で頭脳をフル活用させて、在りし日の全身骨格を組み立てるのである。この時発見したのが、ハドロサウルス、それも親子の化石らしい。年をまたいで本格的に発掘するという。ちなみに、ティラノサウルスの確かな化石は一億円以上の価値があり、世界各地の化石地層で、盗掘者は後を絶たないという。ジュラ紀、白亜紀など、恐竜たちが跋扈する姿を想い描くのは愉しい。RKBTVの「クレイジージャーニー」より。
●Off Time発行元
ドリームシェア株式会社
株式会社コマーシャルアーツ
株式会社コマーシャルアーツ
この記事へのコメントはありません。