OffTime5月号　インタビュー医療法人信和会福岡信和病院理事長院長富安孝成

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有床機能を積極的に活用して
患者さんのため、連繋医療を

求められる幸福度の高い医療で
高齢者がイキイキ元気な地域社会を-

福岡大学筑紫病院消化器外科主任教授の有馬純孝先生、助教授の二見喜太郎先生の下で大きなふところの中、厳しい熱血指導を受け、時に酒と談論風発、素晴らしい研修医生活でしたと富安院長。これからはお2人への恩返しの気持ちで、超高齢化社会に対応すべく、有床機能を活用した「幸福な医療」を実践すると熱く語った。

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診療時真剣そのものの富安院長

西南中学校時代はサッカー、修猷館高校時代は名物運動会の清掃隊長

　俺の地区には信号が一つあるぞ、いや二つあるぞと自慢し合うような筑後小郡インターそばの立石小学校の頃、周囲は田園風景そのもの、川釣りや虫捕りに興ずる普通の小学生でした。一時軍艦のプラモデルを作ったりして船乗りになりたいと思ったこともありましたが、一度伯父と舟釣りに行き船酔いがひどくて堪えられず海に飛び込んでプカプカ浮かんでいた経験で、残念なことにその夢は諦めました(笑)西南中学校時代はその頃の”キャプテン翼”ブームの中、サッカー部に入り一生懸命練習に汗を流しましたが、市内リーグかで6部から3部にランクアップするのがやっとでしたね。修猷館高校に進学して一、二年生は特別な事もなく粛々と過ぎ、三年生になり、いよいよ血沸き肉躍る名物運動会の全生徒憧れの大幹部に勇躍立候補したのですが、与えられたのは清掃隊長(笑)嘆息落胆しましたが頑張り、それなりに充実感を味わいました。中学は男子校だったので異性は新鮮で、同級生ではないのですが男子生徒注目のマドンナに好意を持ち、何度も懲りずに告白したのですが見事にふられました(笑)懐かしい淡い初恋の想い出です。

福岡大学医学部進学卒業して二人の恩賜の下でひたすら研鑽の日々

福岡大学医学部に進学し、福岡大学筑紫病院消化器外科にお世話になります。その医局で、有馬純孝主任教授に出会い薫陶を得、研鑽の日々を送るのですが、有馬教授は夕方5時になるとフラッと医局に現われ相撲があればTV観戦しながら缶ビールを飲み、6時に相撲中継が終わると”さぁ行くぞ”と研修医を引き連れて外飲みに出かけるのが常で私も鍛えられました(笑)その時の助教授二見喜太郎先生は面倒見の良い反面、指導は厳格そのもので、研修医の畏怖の存在でした。お二人に今は深謝の気持ちしかありません。その後北九州医療センター、白十字病院、甘木中央病院、壱岐の品川外科病院にも半年程勤務しました。この病院の院長が有馬教授の同級生だった縁で、病院で欠員したドクターのピンチヒッターとしてお手伝いしましたね。

同業者間医療連繋サービス、有床機能で医療のお手伝い

勤務医としては白十字病院が最後で、平成27年11月に「福岡信和病院」を開業しました。マスコミなどが必要以上に掻き立てる社会不安の中で”何でも相談にのってくれる”という患者さんの期待に応え「幸福な医療」を提供する病院でありたいと思っています。、また、入院施設のない病院が多くなっている現状の中、当院は45の有床機能を活用し、特に食事さえままならない高齢者の患者さんなどをお預かりし、再度ご紹介いただいた病院にお返しするなど、言わば「同業者間医療連繋サービス」をご提案しています。これからもされに利用価値のある病院を目指します。

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いつも柔和で優しい富安院長

◆医療法人信和会福岡信和病院

住　　所／福岡市南区皿山2丁目1番53号
T　E　L／092-557-1877
F A X／092-557-1885
理事長・院長／富安孝成
診療内容／内科、胃腸内科、循環器内科、消化器内科、放射線科、リハビリテーション科
診療時間／9：00〜17：00
休診日／土曜・日曜・祝日
H　　P ／ http://www.f-shinwa.jp

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