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OffTime6月号 インタビュー しおりクリニック 院長 加藤 しおり

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笑顔を世代から次世代へ、
肌ミッションに情熱を。

数多くの先輩医師に育てられ支えられ
培った専門スキルを地域の人々に

 長崎大学第一内科で江口勝美教授、九州大学皮膚科で古江増隆教授に大いなる薫陶と厳しくも愛ある指導を得、勤務した九州医療センター、福岡病院でスキルアップを重ねた加藤しおり院長。赤ちゃんから成人、高齢者まで地域の人々の医療ニーズにしっかり応えることがせめてもの恩返しだと語った。口調は静かだが眼差しは熱かった。

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穏やかな笑顔で誠実に語る加藤院長

4歳からスイミング、ピアノは5歳から高校時代まで日々是好日の毎日

 生まれは北九州小倉です。小学校は守恒小学校で、4歳から通っていたスイミングスクールで引き続き水泳を6年生まで頑張っていましたね。好きな種目はクロールとバタフライです。他に習い事として5歳から始めたピアノは、小学、中学、高校と続けましたが、大学受験のため高校2年生の時ピタリと止めました。音楽大学に進むには才能が(笑)。小学校時代はなんでもやりたがる積極的な生徒でしたね。卒業後は中高一貫の明治学園に進学しました。中学校は男女共学で、その当時高校は女子だけでした。部活は中学生の時バレーボール部に入り、汗を流しました。高校に進むと進学校ということで部活そのものがなく勉学のみ。しかも女子高、いまどきのJKイメージは皆無。中学時代の朧気な淡い恋の空気感(笑)。そんなものが懐かしいぐらいでしたね。

二人の祖父の死で医師になる決心を

私が医師になろうと思った出来事がありました。中学3年の時、父方の祖父と母方の祖父が同時に亡くなり、悲しみと共に喪失感に包まれると同時に、身内に医療関係者もいませんでしたので”死”そのものを合理的に受けとめられない、もどかしさを覚える自分がいました。死に直接向き合ったことと、医師を親に持つ同級生を含め学年に医師学部受験希望者が多数いたことで背中を押され、医学部を進路選択しました。

大学時代は水泳に夢中

 長崎大学医学部に入学しました。当時、昔とった杵柄(小学生以来)で水泳部に所属し、4月からまだ寒い中屋外プールで震えながら練習しました。今思えばおそろしく日焼けしていましたね(笑)。九州・山口の「医科学生体育大会」、西日本の「西医体」などの競技会に参加し、最後の6年目の年、リレーでメダル獲得(笑)。嬉しかったですね。部活を通して鍛えられたスポ根精神は医師になってからも役だっていると思います。

長崎大学第一内科で研鑽の日々、息抜きはオーベンと同僚との飲み会

 最初に入局したのは、長崎大学第一内科。江口勝美教授の薫陶の下、医師としてのイロハを沢山の先生から厳しくも愛情あふれる指導で研修させていただきました。仕事が終わった夜中の一、二時頃からオーベンと同期の仲間と飲みに行く日々。毎日がとても楽しく充実した研修医時代だったと思います。
 そう言えば、医局旅行ではお酒を飲んでご機嫌の先生方がお決まりの”ミーンミーン”と皆、蝉になっていました(笑)。臨床も研究も遊びもパワフル。そんな活気ある医局でしたね。

九州大学皮膚科に13年間在籍、九州医療センター、福岡病院でキャリアアップ

 長崎大学から九州大学皮膚科に入局。そこに13年間在籍します。古江増隆教授には、皮膚科医としての基礎からすべてを教えていただきました。古江教授はアトピー性皮膚炎でご高名で、新しく治療のガイドラインを確率された方です。現在も毎日の診療にとても役立っています。九大に在籍しながら、九州医療センターそして福岡病院に勤務しました。九州医療センターでは沢山の患者さんの治療に真摯に対応なさる今山修平先生にお世話になり、福岡病院では九州中から集まるアレルギー疾患の赤ちゃんやこども達の様子を見て、「皮膚科専門医」に加え「アレルギー専門医」の資格を取得することになります。

米国滞在から九大皮膚科復帰、見る前に跳べ精神で開院

 開業する前、医師である夫の留学に伴い米国ボルチモアに約一年滞在しました。長女は福岡病院勤務の頃に出産し、院内の保育園に預けながら私は医師として働いていました。師長の馬渡さんはその当時のママ友です。二女はボルチモアで妊娠し帰国後出産しました。その後九大病院に復帰しましたが、子育てとの両立で、色々と思い悩むことが多かったです。
 当初開業など一切考えていなかったのですが、現物件のオーナー(長崎大学医学部の先輩の旦那さん)の、熱心なお誘いに徐々に心が傾き2014年5月12日に開院しました。当時、長女5歳、次女1歳。同世代で開業している子育て中の女医さんも近くにおらず、決断までかなり悩みました。けれどモチベーションは””Leap before you look”見る前に跳べ精神。最後は、チャレンジ精神で開業に踏み切りました。悩むこともありますが、これまでこの精神で頑張ってきた気がします。

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真摯に診療に取り組むと加藤院長

地域ニーズに対応してアレルギー診療から美容診療まで

 開院して丸4年経ちましたが、ありがたいことに付近の地域性か、3世代4世代にわたり患者さんが来院されています。アレルギー疾患発症予防のため、赤ちゃんのスキンケアが叫ばれている昨今、生後数日の赤ちゃんから診療しています。そして90歳代の患者さんまで様々な年齢の多様な疾患に対応しています。さらに患者さんのニーズに応えるべく美容診療にも力を入れています。

◆取材協力 しおりクリニック

住  所/福岡市西区上山1-14-1
T E L/092-884-1112
院長/加藤 しおり
診療内容/一般皮膚科、美容皮膚科
診療時間/9:00〜12:30、14:00〜17:00
休 診 日/土曜・日曜・祝日
H  P / http://www.shiori-clinic.net
ないかん

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