RefreshMagazineOffTime2025.1|1六三会の仲間との永遠の友情医師人生の節々で恩師に恵まれる九州大学医学部にウィンドサーフィン愛好会を創設し、現在でも“六三”と称して親睦があり、そのメンバーのひとりが現九州大学病院長の中村雅史先生。九州大学医学部第三内科で名和田新教授に師事し米国に留学。ハーバード大学医学部ではマーク・フィッシュマン教授に師事。

On — 仕事のこと
現久留米大学学長の内村直尚先生とのご縁で久留米大学医学部に、前病院長の志波直人先生には公私ともにお世話になり、副院長から令和5年病院長に。昨年創立96周年を迎え“人と地球にやさしい、生命を慈しむ医療”の理念をオールスタッフの共通理念として、さらなる地域医療の発展を推進すると野村病院長は真摯に語った。
ソフトボールに燃えた小学生時代多彩な体験で成長した中学生時代福岡市薬院で元気いっぱいに産声を上げました。父は会社役員、母は福岡市役所に勤める公務員で、夫婦そろってキャリアを築く家庭で育ちました。そんな両親のおかげで、自然と幅広い価値観に触れることができました。その後、博多の森陸上競技場近くに引っ越し、志免中央小学校に進学。小学校3年生で地元のソフトボールチームに入部すると、なんと初日にレギュラーに抜擢されるという快挙!低学年唯一のレギュラーに﹁自分って天才かも?﹂なんて調子に乗ったのを覚えています(笑)。3年生ではセカンド、4年生ではショート、5年生ではサード、6年生ではファーストと、ほぼ全ての内野ポジションを経験しました。
中学校は福岡市内の私立西南学院中学校に進学。志免町から天神を経由し西新へのバス通学が始まり、行動範囲が一気に広がりました。西南中学では、後に大学で再会する友人たちとの出会いもありました。進取の気性に富む両親の勧めで、夏休みには1ヶ月間スイス・チューリッヒの林間学校に参加し、国際交流を経験。中学時代は、キリスト教教育に触れ、精神的な世界も広がった時期。新しい価値観に触れながら、毎日が冒険のような日々を過ごしました。
”エースをねらえ“で硬式テニス部へ体育祭ではグループ長として青春謳歌高校は福岡高校に進学。文武両道を誇る県立高校で、オートファジー研究でノーベル賞を受賞された大隅良典先生の母校でもあり、ラグビーの強豪校としても有名です。山笠の時期には、﹁ノボセモン(山笠熱に浮かされた人)﹂の仲間が学校を休んで山を担ぐ姿は、まさに﹁博多っ子純情﹂の世界でした。入学後すぐに硬式テニス部に入部したのは、当時流行していた﹁エースをねらえ!﹂の影響でした。福高のテニスコートの周辺には、造り酒屋﹁博多百年蔵﹂やたばこの専売公社があるという、なかなかユニークな環境でした(笑)。
3年生の夏、そろそろ受験勉強に専念しようとしていた矢先、体育祭の赤組・Cグループ長(全学年をABCDの4グループに分け対抗戦)に推されて就任。応援団長とともに優勝を目指して全力を注ぐことに。夜遅くまで準備を進め、担任でラグビー部監督の三野原先生宅に集まり作戦会議を開く日々。チアガールの衣装デザインまで手がけるなど、完全に本気モードでした。
福高時代は、中学とはまた違う文化圏で青春を満喫した3年間でした。
ウィンドサーフィン愛好会創設現在も親睦は続いている昭和57年に九州大学医学部入学。同級生7人でウィンドサーフィン愛好会を創設しました。
Off — オフのこと
練習は福間海岸、そして大分県住吉浜で開催された”九州山口医科学生体育大会“にも出場しましたが、成績は忘却の彼方(笑)。みんなでバーベキューをした思い出だけは今でも鮮明です。
卒業が昭和63年なので”六三会“と名付けた同窓会は現在も続いており、メンバーはそれぞれ医療界の第一線で活躍しています。
九州大学医学部第三内科入局同大学大学院分子生命科学に進学大学卒業と同時に、内分泌代謝、血液、消化器を専門とする第三内科に入局、名和田新教授の下で研修をスタート。臨床現場で次々と湧き出る﹁なんで?﹂に突き動かされ、﹁病気のメカニズムを解明したい﹂との思いから、3年目に九大大学院分子生命科学に進学しました。大学院では、ミトコンドリアの水酸化酵素の遺伝子発現制御を研究。医学部出身は私だけで、理学部や薬学部出身の仲間と切磋琢磨し、その後も他学部との共同研究を続けています。こうした経験から、研究成果を患者さんに還元するため、基礎研究を医師が行うことの重要性を強く実感しています。
病棟医員として臨床三昧の日々ノックアウトマウスに魅せられて米国留学大学院修了後、医局に戻り病棟医員として充実した臨床の日々を送っていましたが、ある日、恩師名和田新教授から”来年度留学してはどうか?“と云われ、さらに”自分の考えで留学先を決め、グラントも自力で何とかしなさい“と。
この一言が、私の人生の大きな転機となりましOn医療を社会的共通資本としてとらえ、久留米大学病院ならではの特性を活かすと熱く語る野村病院長
院長のOff Time









