好きなこともっと　やさしく触れて癒される「ゆるり草」のアルーンコンシャスタッチ。

　日々じわじわと感じる慢性的な疲れ。緊張状態が続いて安眠できない。もっと頑張らなきゃと、自分にダメ出しばかりしてしまう。そんな責任感が強い頑張り屋さんは、自分の身体の声よりも頭の中で考えたことを優先して物事を判断してしまいがち。新年が明けたというのに、いまいち仕事のリズムがつかめないという方も同じ。命を預かる重大な仕事だからこそ、まずは自分の状態を整えることから始めてみませんか。
　「アルーンコンシャスタッチのマッサージは、痛みや凝りをほぐすのが目的ではなく、自分の心と身体を静かに感じて、内観を観るアプローチ方法としてのものなんですよ。自分と私たちを信頼して委ねてくださいね」と微笑むのは、『ゆるり草』の古瀬優子さんと加奈子さん親子。「まずゆっくりと身体を揺らします。それによって無意識の緊張状態から本来の自分に戻すことに繋がるんです。自分で何かを変えようとか治そうと努力するのではなく、あるがままを受け入れてみる。まずは深い呼吸に意識をむけてみましょう。呼吸はうちなるタッチであり、自身の内面とのかけ橋なんですよ」。
　大切なのはあるがままの自分にＯＫを出すこと。「こうしなければ」という判断を手放し、深い呼吸をして芯からゆるめ、ただ観照することが大切なのです。コース終了後は、足の裏がしっかりと地面につくようになり、気持ちが落ち着きます。次号も引き続き、身体をゆるめるヒントを教わりましょう。