
編集長/黒木 正和
コロナ禍の最中の東京オリンピック・パラリンピック、1年遅れの2021年開催の東京2020である。関係各位、特にアスリートのモチベーション保持には、想像を絶する凄まじい鍛錬があったことだろう。敬服する。これを書いている6月18日現在、筆者は一人のアスリートに注目している。2020年アスリート・オブ・ザ・イヤーに選出された新谷仁美選手である。2014年に一度引退を表明し、5年間のブランクを経て、2019年の「全国都道府県対抗女子駅伝」東京のアンカーとして7人抜きの区間賞、ドーハアジア選手権1万mで銀メダルで復活。2020年12月4日「日本陸上競技選手権」1万mで18年ぶりに日本新記録で優勝し、オリンピック代表内定。彼女は学生時代から“生理を否定する指導者”のもと、無理に無理を重ね減量、骨折を繰り返す。選手はロボットじゃないと、トレーニング方法を改善し、生理初日に1万mで日本新記録、オリンピックへ。さて本番へのモチベーションは。期待大である。
●Off Time発行元
ドリームシェア株式会社
株式会社コマーシャルアーツ
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