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OffTime10月号 ちょっとエッセイ

編集長/黒木 正和

 今年の未曽有な全国的酷暑の中、福岡・太宰府は猛暑日62日(9月20日 現 在 )と い う 迷 惑 な 記 録 を 残 した。恒例の暑気払い、夜のビアガーデンに向かう気持ちと脚は萎え、7月8月9月と殆どクーラー設定温度27度の自宅のひとり用ソファにドッカと腰を降ろし座りっ放し。パリオリンピックからの時差ボケに似た睡眠不足をひき摺って時々の映画館とWOWOWで映画鑑賞三昧。

 KBCシネマでの主人公ファミリーと席を並べて観たドキュメンタリー『方舟にのって〜イエスの方舟45年目の真実〜』からキノシネマ天神で『ホールドオーバーズ置いてけぼりのホリディ』そしてWOWOWで、『ぼくとアールと彼女のさよなら』伝記映画『マイ・レフト・フット』実録『パッチ・アダムストゥルー・ストーリー』『夢の果てまでも・ディレクターズカット版』『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』『パリ、テキサス』『ダウントン・アビー劇場版 』『 ス ー パ ー マ ン リ タ ー ン ズ 』『 ス ー パ ー マ ン 3 』スーパーマン4』『ブルックリンでオペラを』そして日本映画では『キリコの風景』『こんにちわ母さん』水は海に向かって流れる』『今日から俺は劇場版』わが母の記』を観た。

 『ホールドオーバーズ置いてけぼりのホリディ』では、名門バートン校の古代史教師役の名優ポール・ジアマッティのユーモアに溢れた演技に共感し、『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』の実在の精神科医役のロビン・ウイリアムは秀逸。自殺未遂の果てに精神病院に入院し、ジョークで患者達の心を癒す能力に目覚め、一念発起しバージニア大学医学部に入学、卒業し、独自の治療方法である臨床道化師を現在も伝えている。観ると人間力が鍛えられる秀作である。
 日本映画『わが母の記』は、文豪井上靖の自伝的小説を原作とした作品で、主役の役所広司はもちろんだが、樹木希林ならではの飄々とした老婆役は見事。なかでも娘役の宮崎あおいはその年齢の美しい存在感が際立っていた。

●Off Time発行元

ドリームシェア株式会社
株式会社コマーシャルアーツ

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