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OffTime5月号 編集後記

編集長/黒木 正和

  本年4月1日に新元号「令和」が発表された。645年の「大化」から数えて248番目の元号である。「令和」の典拠は、奈良時代に編纂された日本最古の歌集「万葉集」に収められた「梅花の歌三十二首序文」にある“初春の令月にして気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす”の文言を引用したものである。この序文が生まれた「梅花の宴」を主催したのは、太宰府の長官として赴任した歌人でもある大伴旅人であり、自身の邸宅に官人らを招き、中国から渡来した高貴な「梅」をテーマに歌を詠んだという。筆者は4月12日平日午後、西鉄大牟田線都府楼前駅からコミュニティバスまほろば号に乗り、大宰府政庁跡バス停で下車し、坂本八幡宮に向かった。万葉人が歩いたであろう道の左右その奥に、晴天をバックにして鬱蒼とトトロの森が繁り、都督府古趾を囲んでいる。足元の緑を踏みしめながら坂本八幡宮へ歩を進めると大伴旅人の気分になった。

●Off Time発行元

ドリームシェア株式会社
株式会社コマーシャルアーツ

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