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OffTime11月号 インタビュー 医療法人溝口外科整形外科病院 院長 小川 光

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創業以来116年の実績で
上肢を中心とした
専門的な整形外科医療を提供

116年の実績を誇る溝口病院
さらに高度の専門性を追求

 明治42年、曾祖父溝口喜六が天神に開業して1 1 6年。大正、昭和、平成、令和と近代史を辿る中、本年就任した小川光院長。
 久留米大学医学部から九州大学医学部整形外科に入局し、数々の病院でキャリアを積み前院長小島哲夫先生から“手の外科”の手ほどきを受け、選りすぐりのスタッフと共にさらに高レベルの専門性を追求すると語る小川院長。母指C M関節症の治療法となる“しゃもじプレート®”開発など、今後の溝口病院から目を離せない。

さらに質の高い技術を追求すると語る小川光院長

父上は心臓外科医師
天神で生まれ大名小学校へ

 生まれは福岡天神、旧九州医療センター国立福岡病院の産科で産声を上げました。父は心臓外科医として、此処、溝口病院で院長として勤務していました。
 小学校は、現在はありませんが大名小学校。普段は友達同士で、校庭だったり親不孝通りの長浜公園で野球をしていました。あとは切手収集を何となく。

警固中学校でバスケットボール部
150cmの身長が卒業時に175cm

中学校は警固中学校。3年間バスケットボール部で汗を流していました。入学時の身長は1 5 0㎝でしたが、卒業する頃には1 7 5㎝。何と25㎝も伸びていた。夏休みの明けに整列すると明らかに5人抜き。
 この頃は漫画”ビーバップハイスクール“や尾崎豊の楽曲に影響されて、校舎の1階の窓ガラスが全て割られ、その対策として窓ガラスはしばらくダンボールでした。

西南学院高校では帰宅部
父上の死去で進路を医学部へ

 高校は西南学院高等学校。専ら帰宅部で、身長は1 8 5㎝になり、全校生徒4 5 0人の中、1 9 0㎝に次いで2番目に。
 高校2年生の時に父が死去し、誰かが医師にならなければならないという事情があり、二男である私も進路を医学部受験に決めました。本当はトム・クルーズのトップガンが流行っていた時で、パイロット志望でしたが。
 結果としてひとりの姉を除いて男兄弟3人は医師になりました。

久留米大学医学部で硬式テニス部入部
夜は親不孝通りのディスコ通い

 久留米大学医学部に入学し、硬式テニス部に入部しました。左利きで高身長なので、サーブなど圧倒的に有利で、卒業する頃には部内でナンバー2でしたが、”九山医体“ ”西医体“の 大会の 成績はソコソコでしたね
 当時はバブル期で、学生で金もないのに、ご多分にもれず夜は酒とディスコ通い。バーでバーテンダーのバイトをしたり、親不孝通りの”マリアクラブ“や ”マハラジャで踊っていましたね。

大学硬式テニス部、西医体で優勝したとき。このとき はまだレギュラーメンバーではなかったが…

九州大学医学部整形外科に入局
くじ引きで1年毎に病院巡り

 平成六年に九州大学医学部整形外科に入局し、杉岡洋一教授に師事しました。
 九大整形外科は伝統的に毎年のくじ引きで赴任先の病院を決めるシステムで、1年毎にさまざまな病院に勤務しました。

1994年
九州大学医学部整形外科入局
1994年
福岡逓信病院整形外科
1995年
九州大学病院整形外科
1996年
済生会八幡総合病院整形外科
1997年
山口赤十字病院整形外科
1999年
九州大学病院麻酔蘇生学科
2000年
佐世保共済病院整形外科
2001年
川嶌整形外科病院整形外科
2002年
溝口外科整形外科病院整形外科
2023年 同 副院長
2025年 同 院長

明治42年
曾祖父溝口喜六が天神町に開院
以来今年で1 1 6年

1 9 0 9年(明治42年)、溝口喜六が現在の天神町の病院を開いたのが始まりです。この場所は当時、渡辺通を作られた渡辺さんから、土地を無償で譲っていただいたと伝えられており、本当にありがたいご縁からのスタートでした。
 その後、喜六は福岡県医師会の会長を務めていた時に、九州医学専門学校(現在の久留米大学医学部)の設立にも関わりました。教授・学長・理事長を歴任し医療と教育の両面で地域に尽力していたと聞いています。
 しかしその後の当院の歩みは、決して順風満帆だったわけではありません。福岡大空襲で病院は全焼し、福岡西方沖地震では建物の一部が傾き、近年ではコロナの影響で入院患者が激減するなど、何度も「続けられるかどうか」というような危機に直面してきました。

令和7年溝口病院院長就任
専門性の高い分野でさらなる研鑽を

これまで、中央区を中心とした地域の先生方と繋がり、ご支援のおかげで続けてこられたことを改めて感謝申し上げ、前院長の小島哲夫先生の意志を引き継ぎ、新院長として、さらなる研鑚を重ねて行きます。
 22年間溝口病院に勤務し、小島先生に手ほどきを受けた手の外科専門医として、C M関節症の治療法である”しゃもじプレート® “の開発はじめ、現在は、手外科・マイクロサージャリー・肩関節外科・小児整形外科など、整形外科の中でも専門性の高い分野に力を入れ年間2 , 3 0 0件ほどの手術を12人の医師で担当しています。
 これからも福岡市中央区を中心にした地域医療に、専門病院としてのクオリティアップを図りながら貢献したいと思っています。

医療法人 溝口外科整形外科病院

住  所/福岡市中央区天神4丁目6番25号
T E L/092-721-5252
院   長 /小川 光
診療内容/整形外科、手外科、小児整形外科、肩関節
     外科、膝関節外科、形成外科、リハビリテーション科
受付時間/平日 8:45~11:00、14:00~16:00
     土曜 8:45~10:00
休 診 日 /日曜日・祝日
H  P / https://www.mizoguchi-hp.jp/

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