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OffTime 7月号 編集後記

編集長/黒木 正和

 アニメ映画「聲の形」をDVDで観た。聴覚障害者硝子と悪戯っ子将也の小学6年生から高校生までのイジメから始まる壮絶な愛と友情の物語である。気持ちを伝え合う手段の物語でもある。聴覚障害者の伝達手段が、筆談、手話、たどたどしい発声(ごめんなさい→ごえんなたいetc)しかなかった小学生時代から物語の主要ツール(イジメへのきっかけ)の補聴器も発達し、現在は携帯電話のメールの時代。そのメールの利点が物語後半のシャイな主人公2人の意思疎通の場面に示されている。物語はイジメの張本人として仲間から疎外され心を閉ざしていた将也が、硝子と家族の愛そして友情で、あふれる泪と共に解放される高校の文化祭の場面で終わる。この物語でのメールとは逆に、現実は面と向かって言えない残酷なことをぶつけられる簡易なイジメの手段として問題視されている。伝えたいこえ、聞きたいこえ、生きるのに大切な「聲の形」とは、何だろう。

●Off Time発行元

ドリームシェア株式会社
株式会社コマーシャルアーツ

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