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OffTime7月号 インタビュー 自衛隊福岡病院 病院長 川口 雅久

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自衛隊はもちろん
国民から信頼される病院を目指す

座右の銘は“胆大心小”
人生の心得として院務に活かす

  川口雅久病院長の座右の銘は“胆大心小”。
 恩師である橋本孝一前防衛医大整形外科教授の教えや先輩の尼子雅敏先生(現防衛医大リハビリ教授)との学究研鑽や自衛隊での経験から、その意図するところを強く感じるようになったという。これを人生の心得として、これからの病院経営にしっかり活かしたいと川口院長は語った。

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スタッフ全員のスキルアップを図りたいと熱心に語る川口雅久病院長

川遊びに明け暮れた小学時代、中学は全国大会金賞のリコーダー部部長、写真部で暗室に籠りっきりの高校時代

 生まれは東京都青梅市、地方公務員の父と専業主婦の母、親族を見渡しても医者もいなければ自衛官もいないごくごく普通の家庭(笑)。自然には恵まれていた地元の青梅市立第2小学校そして第2中学校に通いました。自宅が多摩川のそばだったので、毎日暗くなるまで川原で遊んでいました。夏休みの宿題の日記は毎日川で釣りをしたとかそんなことばかり、夏休みが終わって先生に日記を提出すると“お前には川しかないのか”と(笑)。実際そうなので他に書きようがなかった(笑)。
 中学では“リコーダー部”に所属して、教えて頂いた先生の指導がお上手だったこともあり、私が部長の時も50名程のメンバーで全国大会で金賞を取りました。リコーダーは構造がシンプルですが
“作音楽器”なので正確な音を出すためには個としてはもちろん、全体で音を合わせる練習が欠かせない。ちなみに当時のリコーダー副教材には、撮られるのが苦手な私がモデルとして載っています(笑)。
 通学が大変でしたが、都立国立高校に進学しました。前年に都立野球部では初の夏の甲子園大会に出場したのですが、私自身は野球と縁がなく、私の高校3年間は粛々と何事もなく(笑)、写真部に所属して、日々モノクロ写真の現像に明け暮れる日々でした。

川遊びでできた傷の治療や漫画ブラックジャックが医者への動機、全寮制の防衛医大に進学

 
 医学部を目指したキッカケも川遊びの延長、ちょっとした傷は自分で処置していましたが自分の傷が良くなったり悪くなったりする様子に興味を持ったことと、病院の待ち時間に読んだ単行本の“ブラックジャック”の影響(笑)。
 普通の家庭でしたので給料を貰いながら勉強できる全寮制の“防衛医大”に進学しました。必須ということで、初めての体育会系経験ですが“ハンドボール部”と“スキー同好会”に入部し、6年間在籍しました。
 当時、東医体には参加できませんでしたが、新設大学などとの親睦が目的の“オールメディカル”のスキー競技会には出場し、夜の宴会で主に防衛医大は存在感を示していました(笑)。楽しかったですね。

卒業後医官となり訓練や阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件などでの活動もあり、自衛隊医官としての使命感が生まれる

 
 卒業する前に、陸・海・空の何れかを決め卒業後に医官として“幹部候補生学校”に2ヶ月ほど入校し、自衛官としての教育を受けたあと、防衛医大病院と自衛隊中央病院で2年間研修医。3年目にそれぞれ部隊、医務室、病院のいずれかに2年間勤務し、再度防衛医大に戻り、私は整形外科の専門研修に入りました。それが一般の病院の医局とは異なるシステムですね。
 因みに、当時は陸海空自衛隊のそれぞれ管理する病院は陸上が8ヵ所、海上が5ヵ所(現2ヵ所)、空が3ヵ所(現1ヵ所)ありました。
 私は初任実務研修を終えた3年目に、東京練馬の衛生隊に勤務、国内外の訓練や平成7年の“阪神淡路大震災”ヘの災害派遣、3月の“地下鉄サリン事件”、等それぞれ関わる中で自衛隊で頑張る使命感が生まれたのかもしれませんね。

橋本孝一教授に整形外科医療の心得を学び、さらに行政職としてのスキルアップを図る

 
私が整形外科を選択した際に、当時講師(前整形外科教授)の根本孝一先生には大変お世話になりました。いわゆる“手の外科グループ”で、手術に臨むには、事前の準備をしっかり整え、関係する論文を最低2つ読了し、多忙であっても作戦表を必ず作製しなければならない。そして“もし術中に迷ったらシンプルに”という言葉が強く印象に残っています。
 また、現在リハビリの教授をされている尼子雅敏先生は同じ“手の外科グループ”の先輩で、一緒に実験や学会などの準備作業をするなど、いちばん身近でお世話になりました。
 一般のドクターと違うところは、私自身卒業後30年、本省等での行政職勤務が10年、カナダ留学や防衛研究所での学究研鑽、陸自衛生学校勤務など、独特の医官生活もありました。ジャワ島地震の際は“国際緊急救助隊”の一員として、また南スーダン派遣など国際貢献活動にも関与しました。

病院全体の更なるスキルアップを図る

 
 病院長として、これからは何をおいても人材育成ですね。自衛隊の業務はじめ地域医療をサポートする医官としての実力を高めること。自衛隊には“通修”というシステムがあり、一定日数・期間であれば他の病院で研修させていただいています。OBはじめご理解をして頂いている様々な病院、クリニックでの経験が貴重で有益ですね。そうしたネットワークで沢山の症例に接することができ、ご指導を受けることで、新型コロナ対応など“自衛隊福岡病院”が自衛隊員そして地域の人々の健康医療に貢献できるものと考えます。
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国際手外科学会(シドニー)
中央:根本防衛医大前整形外科教授
左:尼子防衛医大リハ教授

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米国の演習場 これ以降様々な国に行くことになるとは思ってもいなかった

◆自衛隊福岡病院

住  所/ 春日市小倉東1-61
T E L/092-581-0431
病 院 長 / 川口 雅久
診療内容/内科、小児科、外科、精神科、整形外科、皮膚科、
     耳鼻咽喉科、歯科、眼科、内科(禁煙外来)、泌尿器科、産婦人科(休診中)
受付時間/通年 8:15~16:30
休 診 日 /土・日曜、祝日、振替休日、年末年始(※救急当番日を除く)
H  P / https://www.mod.go.jp/gsdf/wae/kasuga

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