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OffTime5月号 特集 Time Travel 上海編 上海恋慕

長江デルタに開かれた街「上海」

その街は、1842年、アヘン戦争終結により結ばれた南京条約により、開港した。
以来、フランス、日本、イギリス、アメリカの居留地として諸外国の建築物や文化が参入。
1930年代には、「東洋のパリ」とも「魔都」とも呼ばれた中国最大の都市となった。
初めて降り立った上海で目にしたのは、歴史に翻弄されながらも自分を見失わずに生きる人々の姿であった。
生き馬の目を抜く日々をくぐり抜け、今日より明日とすすんでいくたくましさ、美しさに刺激をうけ、圧倒された上海の街角。
日本と同じ空の下、今日も一日が動き出す。
上海恋慕。
上海恋慕1
上海恋慕2
上海恋慕3

上海恋慕

先日、上海に出かけてきました。
上海の風物詩といえば、空中に張り出した洗濯物です。
狭い部屋を広く使うために、当初はベランダだった部分にあった物干棹を外に出していると、現地在住の日本人から教えてもらいました。
空をバックに家族分の洗濯物がぶらんと揺れている。庶民的で心和む眺めであります。
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市場

市場では、肉、魚、卵、野菜、漢方などの小さな出店が並び、
買い物かごをもった老若男女が朝からワラワラと押し寄せます。
皆、自分だけは良い品物を選ぼうと必死で手にとり、吟味する様子は日本と変わらないなぁと思いましたが、上海人をよく知る人に言わせると、そんな生易しいものじゃないようです。
他人のことはさておき、自分だけは騙されないぞと目を皿のようにして買い物をするのだそう。
政治経済における変貌が激しい分、自分の暮らしは自分で守る、他人や国に頼るわけにはいかないという気概を感じますね。
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上海のカフェ

上海のカフェも訪れました。日本人が教えたネルドリップ抽出をする24時間営業の店もありましたが、今の主流はペーパーフィルターの一杯だて。決して安いわけではない珈琲屋で待ち合わせしているのは、大人ばかりではなく、裕福な中学生や高校生の姿も目立ちました。
また上海では、売れるものならば何でも一気にという性質があるらしく、カフェとはいえラーメンから焼き鳥、鮨、お酒まで何でもアリの店も多数。専門店として少ないメニューで勝負する日本の喫茶店との違いを実感しました。
まあ、家賃が高いので必然的にそうなるという理由もありますが、稼げる時に稼いでおこう。明日はどうなるか、わからないのだから。そんな上海の人々の気質が垣間見えました。
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カフェ1
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上海の物価

 上海の物価は、円安のため上昇の傾向にあり、しかも中心エリアの家賃はみるみる間に上がっていくので、日本人が現地で生活していくのは、相当の覚悟がいるようです。一年程前までは日本から商売をしに来ていた人も多かったそうですが、ここ最近、大勢の人が帰国したといいます。それでも、九州に近い上に都会で、アジアの熱気もある刺激的な上海が気に入り、こちらで商売をしている日本人の方もいらっしゃいます。店舗を構える人も多いですが、家賃の高騰により、今、上海では、店を持たず、スタッフも雇わずに商売をする人々が急増していると聞きました。
 たとえばスマホの上海版ツイッターだけで、商品説明から決済までを済ませてしまうやり方がそう。ネットショップすら、まどろっこしいと聞いて驚きました。どんな言語で、何を、どんな人たちにアピールするか、それが上海版ツイッターで成功する秘訣だそう。
 最新のものを取り入れる好奇心と臨機応変さとフットワーク、これら3つを含めた行動力が、成功の鍵。手厚い行政サービスや時間厳守、規則遵守があたりまえの平和な日本にいると、考えられないスピードであらゆる状況が押し寄せる上海。
 福岡空港から1時間半。刺激的なOff Timeを味わってみてはいかがでしょう。

アクセス

●上海へのアクセス
 福岡空港〜上海浦東国際空港の便は、およそ1時間30分の空の旅。上海市内中心街を挟み、東に位置する24時間全天候型の巨大ターミナル。近未来的なデザインはフランス人建築家ポール・アンドリューによるもの。現在、第1ターミナルと第2ターミナルは無料シャトルバスで結ばれている。
●市内への移動
 エアポートバス、リニアモーターカー、タクシーにて移動を。低料金で移動したいならエアポートバス、良心的な料金で走ってくれるタクシー、世界最速のリニアモーターカーから選んで。

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