「趣味は、世界じゅうのマンホールの写真を集めること」という人に出会ったことがある。それも一人やふたりじゃない。男女年齢問わず、マンホール愛好家は目を輝かせ、これまでゲットした数々の戦利ホールを披露してくれるのだ。蓋の重量は、およそ50キロ。排水通路の入口につき、表面にはバールキーと呼ばれる穴(その凹みに工具を引っ掛けて開くため)が開いているのは世界共通だ。ところでマンホールといえば、円形が主流である。長方形も見かけるけれど圧倒的に円が多いのは、単なる意匠の好みでは片づけられない理由があるらしい。第一に円形だと移動させる時に転がせるからラク。また穴に対してすっぽりとハマる円形は、仮にかみ合っていなくとも穴の中に落ち込むことはない。ちなみにマンホール用の穴を掘るにも円筒状の方が効率いいという作業上の理由もおおいに関係する。
しかしだ、マンホール愛好家の興味は、主に表面の図案に集中しているようだ。私もあちこちと旅するたび、マンホールを発見したらシャッターを切るという習性が身についた。世界共通なのも触手が動く。マンホール愛好家になるのにお金も資格も遠慮もいらない。ぜひ堂々と地面を見つめ、歩こうじゃないか。
しかしだ、マンホール愛好家の興味は、主に表面の図案に集中しているようだ。私もあちこちと旅するたび、マンホールを発見したらシャッターを切るという習性が身についた。世界共通なのも触手が動く。マンホール愛好家になるのにお金も資格も遠慮もいらない。ぜひ堂々と地面を見つめ、歩こうじゃないか。
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