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OffTime4月号 「私の休日」 医療法人 やなぎさわ皮フ科クリニック 院長 柳澤一明

| 私 の 休 日 |Top Interview

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先祖のルーツを求め、歴史のロマンを紐解く休日。
ご自宅の図書室で、鯨船の図面とミニチュアを前に微笑まれる柳沢先生。
“歴史好きの旅好き”で、とあるきっかけから、先祖のルーツを調査して
全国各地を訪ね歩くようになったと語る<Offの過ごしかた>を伺いました。

祖母の言葉を元に

きっかけは、5年前にインターネットで淡路島に「柳澤」という地名と城を見つけたことでした。私は壱岐・芦辺浦の生まれで、子供の頃から苗字に感じるものがありました。中学生のとき、祖母に「先祖は淡路島から来た」と聞いたのを思い出し、盆休みに出掛けたのです。地元の人や市役所で尋ねるうち、「柳澤の民風」という資料を編纂された方に出会い、この地から五島や対馬へ渡った武士がいること、柳澤城の城主の家系に「忠臣蔵」で有名な柳澤吉保がいることを知りました。

江戸後期の足がかり

さらに興味が湧き、調べるうちに出会ったのが写真の鯨船です。江戸時代後期の設計図に「持双船、芦辺、柳澤文三郎、文政三年辰十一月吉日」の文字があります。これもインターネットで、20年以上前に長崎大学の水産学部の教授が書かれた論文を見つけて知りました。ご厚意で設計図のコピーと実験に使われていたミニチュアを譲り受け、今は子孫の私の手元にあるのもご縁でしょうか。病院や自宅を新築した際に、自分で定規を片手に大まかな設計図を描いたのも、先祖の地が流れているためかも知れません。

故郷にも残る足跡

 昨年には、壱岐で300百年以上続く伝統行事「ちんちりがんがん」で、指定文化財となっている御幸船を寄贈したのも直系の祖先と分かりました。元祖がいたかもしれない淡路島の柳澤地区にも、似た船の行事があるそうです。正確に辿るには専門家に頼めばいいでしょうが、歴史はファジーなところにロマンがあります。また、調査を通して各地の歴史や文化にふれ、その地の美味を味わう愉しみもあるのです。来年の300回忌までに、またなにかわかれば良いなと考えています。

もうひとつの夢中

  他に愉しみといえば、年に1回、当院で主催する麻雀大会と野球観戦です。野球はするのも観るのも好きで、子供の頃は長嶋茂雄に憧れて巨人ファン、今ではホークスファンです。できるだけ最初から最後まで観たいので、そのために「スカパー!」に加入しました(笑)。最後まで何が起こるか分からない、筋書きのないドラマが魅力ですね。生まれ変わったら、プロ野球の監督になるのが夢です。

 最後に、大きく笑われた柳澤先生。普段は「朝から晩まで働き、自宅に帰ると何もする気が起こらない」そうで「録画したり買いためたDVDを観たり、好きなCDを聴いたり、10年以上離れているゴルフを基礎から学んでラウンドしたり、漢文や漢詩を学んで中国の歴史舞台を訪ねてみたい」と『やりたいことリスト』も挙げていただきました。興味の赴くままに、どんどん行動へ移され、次々と出会いを引き寄せられる隣には、長年共に歩まれてきた奥様の笑顔も! 「GWには、一緒にNHK大河ドラマ『真田丸』で話題の岩櫃城へ行こうと計画しています。齋藤家の家紋が気になるんですよ」と、さらに探究心あふれる口調と笑顔に、刺激され、魅了された取材陣でした。
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「江戸後期、先祖が描いた鯨船の設計図面とミニチュアは長崎大学から譲り受けました。左は御幸船です」。ルーツを辿るたびに、壱岐の歴史・文化や魅力も再発見しているという。
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エメラルドグリーンが美しい壱岐の海にて。「子供の頃は、毎日泳ぎに行っていました」。

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