online pharmacy without script

OffTime5月号 「私の休日」 富福歯科医院 院長 富福史耕

| 私 の 休 日 |Top Interview

キャプチャ

熊本県・球磨川にて、「歴40年」という渓流釣りを愉しまれる豊福先生。
気が付けば、昼ご飯を食べるのも忘れるほど「好きな事には没頭する」と
ほがらかに笑われる<Offの愉しみ>について、お話を伺いました。

少年時代と筑後川

 釣りと出会ったのは、3歳のとき。親父に連れて行かれたのが最初でした。すぐに好きになって、釣ったら家へ持って帰って、親父に魚を外してもらっていたそうです。小学校から帰ると、ランドセルを置いて川へ(笑)。筑後川もまだ水がきれいで、ハヤ(オイカワ)がよく釣れました。中学のときに「渓流釣り」があると知り、高校でヤマメ釣りが好きな先生がいたので色々な話を聞いて、大学時代に本格的に始めたら、夢中になりました。

0.3秒の真剣勝負

 あれは、一匹釣るごとにポイントを変え、上流へ上流へ…とかなり奥へ入っていくんです。ゴーッと唸るような急流に向かって、虫に見せかけた手製の毛針を放ります。とくにヤマメは眼がいいから、上手に動かすと、虫が水面に卵を産みに来たときに、尻尾をポン、ポンとつけるのと間違えて食いついてくるんです。ただし「違う」とわかると、パッと離す。0·3秒です。食欲のないときは、尾ひれで毛針をポンとはじくので、針をよくみて、「今だ!」という一瞬の勝負ですね。

清流に遊ぶこころ

 ちなみに、釣りは気の短い人の方が上手(笑)。気の長い人は同じポイント、方法でやるけれど、気の短い人は、釣れないと工夫するでしょう?魚をどうだますかが面白いんですよ。私は今までに、一番大きいので体長31·5㎝のアユを釣りました。記録のために、カメラも始めました。渓流に咲く季節の花々も好きでね、梅の花に山ツツジ…、とくに自然の藤の花は、川の上に覆いかぶさるように咲いて、ものすごくきれいです。色もあざやかで、むせかえるように香り立って。その下で釣るのは、桃源郷の気分ですね。

威厳と神秘の山へ

 12年前位からは、登山も始めました。あれは、苦しいんですよ。集中しないと登れないから、他のことを忘れられるのがいいですね。毎年、お盆かお正月に仲間と出掛けています。北アルプスの槍ヶ岳に行ったときは、横殴りの雨が降って、体が下から浮くほどだったのに、頂上へ着くとピタッと風もないのには驚きました。燕岳に登ったときも、悪天候で、頂上に着くとパッと晴れて、帰りはまた悪天候。そういう神秘的なところも、面白いですね

 話は、さらに長年続けていらっしゃるトレーニングへ。毎日、お昼休みに腹筋、腕立て、スクワットを20分、用事のないときには加えて週2回、30分ほど走っているとか!「釣りも、相撲でいえばまだ『十両』だから。竿を持って、水深2mの急流を立ち泳ぎで進んで、見事に釣りあげる名人・達人をみると心が湧き立ちますよ。登山では、ロッククライミングもやってみたいんです」。ちなみに、普段はドライブもお好きだそうで「リュックを積んで、久住あたりまで走ります。さっと山を登って下りて、ドライブと登山と温泉、3つ楽しめるでしょう?」―満面の笑顔が、山の空気のようにとても清々しい先生でした。
キャプチ2キャプチ4キャプチ6
交換もせず、たったひとつで43匹を釣り上げた(!)こともあるというオリジナルの毛針を操りながら、ぐんぐん川上へ! 「春先はヤマメ、6月以降はアユを狙います。塩焼きにすると最高ですよ」。
キャプチ5
先生お手製の毛針は、まさに”虫”!「机の引き出しには接着剤や糸を常備しています」。
キャプチ3
剣岳での一枚。「登頂の達成感や眺望は最高です! 北アルプスはあちこち登っています」。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

【必須】

ページ上部へ戻る