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offtime11月号 医療法人 樹の実会 大木整形・リハビリ医院 病院訪問レポート

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医療法人 樹の実会 大木整形・リハビリ医院 病院訪問レポート

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生と死に向き合い、
人間を尊重する医療を追求。
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「一隅を照らす、という言葉があるでしょう。当院に来られる方の期待には必ず応えたいという思いで、日々患者さんに向き合っています」。
地下鉄「藤崎」駅より徒歩約3分。昭和28年に設立されて以来、地域と共に歩みを続ける「大木整形・リハビリ医院」。患者さん本位の良質な医療をめざして、日々の診療、福岡県医師会での活動、警察協力としての検死…と、精力的に取り組まれる理事長・院長の大木先生にお話を伺いました。

地域に根差して診る

開業以来、建物は3回変えていますが、場所はずっと同じです。気付けば家族代々で通っていただく方も多く、「若い頃に先代に叱られた」というおじいちゃんも沢山おられるんですよ。煙草片手の中学生をみれば、取り上げて放り投げるような父でしたから(笑)。近年の症例としては、骨粗鬆症が多いですね。ただ、一般に騒がれ過ぎです。骨は弱くてもよく動いておられる方は、意外に怪我も骨折もしません。骨密度はあるのに運動しないから、筋肉も衰え、怪我や骨折につながるのです。 

患者さんの立場から

 そういうことも含めて、昔から「説明」を大事にしています。本当に心配すべき症状か、手術や後遺症の心配があるのか、きちんと治療するにはどのような方法があるのか。必要な場合は、近隣の医療機関や国公立・大学病院と連携して紹介を行います。余談ですが、私は県の医師会で救急とともに医療事故を担当しています。その原因の多くが「行き違い」です。医者の世間知らず、“医の中の蛙”にならず、患者さんの立場に立ってわかりやすく丁寧に説明を行うことは、医師としての責務であると思います。

人して向き合う医療

 また、当院では訪問リハビリテーションにも力を入れています。理学療法士・作業療法士には、患者さんのお役に立つのと同時に、その方のお宅で色々な話を伺い、人生にふれることで、人としても成長してほしいと期待しています。他職種においても、当院は職員に恵まれていると常々思っていますが、患者さんへただ医療・看護・介護を提供するのではなく、未婚であれば「うちの息子(娘)と会ってくれんね」といわれるくらい、人としてつながりを築ける人物になってほしいですね。

必要な場所へ、手を

 今後としては、高齢者医療の充実に対して手薄な子どもへのケアに注目しています。子どもは宝といわれますが、その通りです。地域全体でいかにすくすく育てるかを真剣に考える必要があります。経済的支援は難しいけれど、いつか塾をつくりたいんですよ。選抜試験を行い、60点以上は「不合格」。勉強したいが成績が上がらない、塾に行かせたいがお金がないという子どもやご家庭のサポートができたらと考えています。必要とする先へ、必要なサポートを提供できるように、医師として関わっていきたいと思います。
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明るく開放的な待合室。さりげなく飾られた季節の花や絵画も温かい。
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訪問リハビリの様子。現在、さまざまな方にご利用いただいている。
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デイケアにて。入院中の食事や看護も心遣いにあふれご家族にも好評。
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年に2回、全職員で飲み会を開催。地ビールを手に、会話に花が咲く。

~警察医として、36年間の取り組みの中で~

   警察官と現場に向かい、遺体の所見から死因を推定して事件性の有無の判断に協力する「検視」。国内では監察医制度のある4都市(東京都23区、横浜市、大阪市、神戸市)を除いた多くの自治体で、「警察医」といわれる医師が業務に従事しています。大木先生は、昭和56年から協力の依頼を受け、今までに4,650体を越えるご遺体を検死されてきました。
 「開業まもない頃で、救急車や紹介を絶対に断らずに働いていたら、近くの警察署の方に『いつもいるぞ』と見つかったんです(笑)。初めての時は全く分からず、応援の調査官が『毛髪は容易に脱落…』と検死する様子に圧倒されました。すぐに法医学の教科書を買って、猛勉強しましたね」。
 様々な死因を検死する中で、ある高齢の女性の死は、大きな転機になったといいます。
 「当院に、大腿骨の骨折で入院されていた方なのです。手術・完治後も退院を渋るので、1泊の試験外泊という形で自宅に帰したら、2日後、離島沖で水死体でみつかりました。残された手紙に「私には帰る所がありません。海が好きなので海のみえる場所に行こうと思います」とあり、激しく後悔しましたね。同じ頃にみた、自宅ではなくても、老人ホームで同年代の利用者と談笑しながら過ごす高齢者の姿が重なりました。それで、特別養護老人ホームを開設したのです」。
 現在も日々、検死に赴く中で、ご遺体には毎回「お疲れ様でした」と手を合わせられるそうです。「医療の現場でも、本人の意思に沿ったQOLならぬ『最期の質』を考えるべきだと思います。また、生きておられても、亡くなられても患者さんに変わりはありません。ご自宅で亡くなられた方のご遺体を診てほしい、という依頼に医師が応えられるように、医療従事者に向けた本もまとめたいと考えています」。
 最後に、こんなことも教えていただきました。「奨学生として苦学して医者となり、患者さんと正面から向き合う父の背中をみて、同じ医師の道に進みました。『大木、ありがとう!』と喜ばれることが好きな性分もあったかもしれません。人間性を尊重して、寄り添う医療のありかたを、今後も突き詰めていきたいと思います」。 
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▶一日署長にて

◆取材協力 医療法人真鶴会 小倉第一病院

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住所/福岡市早良区藤崎1丁目21-19
Tel/092-843-1715(代表)
理事長・院長/大木 實
診療科目/整形外科、リウマチ科、リハビリテーション科、内科(金曜日)
病床数/19床
診療時間/(午前)月 9:00~11:30/火~土 9:00~12:00
     (午後)月~金 14:00~17:30 ※土曜午後は休診
院長不在日/毎週水曜日 16:30~(第4週のみ午後すべて) ※代診医師
      毎週木曜日 午後 ※代診医師
休診日/日曜日、祝日、お盆、年末年始
併設施設/在宅ケアセンターおおき、学童保育マザリー
関連組織/社会福祉法人藤の実会(特別養護老人ホーム七樹苑、ケアハウスにじの森、城西デイサービスセンター)
HP/http://www.ohki-clinic.jp/
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健康教室(出前講座)・リハビリ
教室など地域活動も行っています!

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