ももち浜クリニック
「生涯、町医者」として、みんなの生きる喜びを支えたい。
「在宅ホスピスも重要な取り組みです。食事が摂れる、旅行にも行ける、最期の時間を家族とできるだけ過ごせるように、全力でサポートしています」。
福岡タワーの隣、TNC放送会館の2階に入居する「ももち浜クリニック」。明るく開放的な院内、一般内科・がん免疫療法・アンチエイジング…と幅広い診療内容に注目していると、「最も力を入れるのは、訪問診療なのです」と理事長の吉田先生に教えていただきました。
医師としての原点
私は子供の頃から喘息があり、夜中によく発作を起こしたのですが、近くにいつでも診て下さる開業医の先生がいました。本当にきつい時には往診してくれて、その先生に憧れて「町医者」を目指したのが原点でした。もうひとつ、田舎の病院にいた時に、在宅で看取りをしたことが転機でしたね。子供さんやお孫さんが、さっきまで生きていたお爺ちゃんやお婆ちゃんが動かなくなったのを見て、命の大切さ・尊さを感じられていました。患者さんも最期の時を自宅の布団で愛する人達に囲まれて過ごされていました。これが本来あるべき姿なのではと思いました。
治療と予防のために
開業したのは14年前です。同級生3人と始めて、往診の利便性を第一に、都市高速が近くアクセスのいい百道浜に決めました。最初はワンルーム位のスペースでしたね。4年前にここへ移転して、今も24時間365日体制で在宅訪問診療を続けています。アンチエイジングも心身のケアであり、予防医学の一環として始めました。末期のがん患者さんには、副作用のない高濃度ビタミンC点滴やがん免疫療法などで、QOLの維持・向上に努めています。
できることはすべて
スポーツ選手やアーティストのメディカルケア、被災地支援も、すべてその延長線上です。怪我や病気の予防と治療はもちろん、食べる・飲む・眠る、といった人間の基本的な部分を支える訪問診療が基本になりました。例えば、急患の往診でハンガーやガムテープで即席の点滴処置台を作り、添え木の代わりに雑誌を丸めて固定した経験が、野外のライブ会場や震災の現場で役立ったこともあります。スポーツ選手やアーティストは、一度に何万人という人達を幸せにします。その方々を私たちの医療で支えることが、間接的に沢山の人の心のケアができていることに喜びを感じています。
最高のチームとともに
もちろん、その日々においては、スタッフの協力も欠かせません。私はもともとピラミッド型の組織が嫌いなので、ドクターも看護師も事務スタッフもみんなが同じ目線で、チームとして機能するように心掛けています。これからも、目標は『生涯、町医者』であることに代わりありません。勉強を重ね、患者さんに良いものは貪欲に取り入れながら、天寿を全うできるように、予防と早期発見・治療で自宅でゆっくりと暮らせるように、地域の皆様の支えとなれたらと思います。
~再生医療への期待と挑戦~
ここでは、今後の取り組みについて、さらに若いドクターへのメッセージをご紹介します。
● 10年後を見据えて
今、アンチエイジングの分野で注目しているのは「肌細胞注入療法」です。耳の後ろから米粒大の皮膚と血液(160cc)を採取し、専門のセンターで細胞を培養して、再度注入するのです。コラーゲンやヒアルロン酸の注入と比較すると、自分の細胞を注入するため、副作用がなく、効果も永続的だと期待されています。傷跡にリハビリメイクをされている方にも、喜ばれるのではないかと思います。今後10年で、再生医療は飛躍的に進むでしょう。当院ではすでに再生医療等安全性確保法の第二種と第三種を取得しました。安全性を見極めながら、挑戦していきたいと考えています。
● 可能性を追求する
高濃度ビタミンC点滴や血液オゾン療法も、さらに役立てていきたいですね。これも、近い将来にはスタンダードになっているのではないかと思います。たとえば15年以上前に、私が酸素カプセルやプラセンタ、にんにく注射を取り入れた時も、色々な声がありましたが、今では治療に広く使われています。新しいものには検証が必要ですが、そこにあるチャンスや可能性は追求すべきです。
● みずから扉を開く
若いドクターへ伝えたいのも「挑戦」です。開業をめざすなら早く飛び込んでやりたいことを突き詰める、組織に残るなら若い人を育てて、自分が生涯診ることができる数以上の患者さんを支える…他にも色々なやり方、生き方があります。まずは、広い世界を知るべきです。ちなみに私は、昔から海が好きで、趣味のマリンスポーツに出掛けた先で、アーティストやオリンピック選手と知り合い、メディカルケアを担当するようになりました。是非、外の世界に飛び出し視野を広げて、趣味や家族との時間を大切にしながら、果敢に挑戦していって欲しいと思います。
● 10年後を見据えて
今、アンチエイジングの分野で注目しているのは「肌細胞注入療法」です。耳の後ろから米粒大の皮膚と血液(160cc)を採取し、専門のセンターで細胞を培養して、再度注入するのです。コラーゲンやヒアルロン酸の注入と比較すると、自分の細胞を注入するため、副作用がなく、効果も永続的だと期待されています。傷跡にリハビリメイクをされている方にも、喜ばれるのではないかと思います。今後10年で、再生医療は飛躍的に進むでしょう。当院ではすでに再生医療等安全性確保法の第二種と第三種を取得しました。安全性を見極めながら、挑戦していきたいと考えています。
● 可能性を追求する
高濃度ビタミンC点滴や血液オゾン療法も、さらに役立てていきたいですね。これも、近い将来にはスタンダードになっているのではないかと思います。たとえば15年以上前に、私が酸素カプセルやプラセンタ、にんにく注射を取り入れた時も、色々な声がありましたが、今では治療に広く使われています。新しいものには検証が必要ですが、そこにあるチャンスや可能性は追求すべきです。
● みずから扉を開く
若いドクターへ伝えたいのも「挑戦」です。開業をめざすなら早く飛び込んでやりたいことを突き詰める、組織に残るなら若い人を育てて、自分が生涯診ることができる数以上の患者さんを支える…他にも色々なやり方、生き方があります。まずは、広い世界を知るべきです。ちなみに私は、昔から海が好きで、趣味のマリンスポーツに出掛けた先で、アーティストやオリンピック選手と知り合い、メディカルケアを担当するようになりました。是非、外の世界に飛び出し視野を広げて、趣味や家族との時間を大切にしながら、果敢に挑戦していって欲しいと思います。
「リラックス」がテーマの院内には、キッズスペースも完備。
グループホームなど、近隣の介護施設への往診も10年以上。
点滴専用のヒーリングルーム。好きな音楽や映像を楽しめる気配りも◎。
外の景色を楽しめる点滴BAR。治療と癒しを両立している。
◆取材協力 ももち浜クリニック
住 所/福岡市早良区百道浜2丁目3-2 TNC放送会館2F
T E L/092-846-0022
理事長/吉田 信一
院 長/吉田 利香
診療科目/内科、呼吸器内科、循環器内科、内分泌内科
※24時間365日体制で在宅診療にも対応
診療時間/9:00~17:00
休診日/土曜日、日曜日、祝日、夏季(8/13~15)、年末年始
病診連携/九州医療センター、原三信病院、福岡山王病院 他
関連施設/六本木一丁目クリニック、札幌a-clinic
H P/http://momochihama.jp/index.html
T E L/092-846-0022
理事長/吉田 信一
院 長/吉田 利香
診療科目/内科、呼吸器内科、循環器内科、内分泌内科
※24時間365日体制で在宅診療にも対応
診療時間/9:00~17:00
休診日/土曜日、日曜日、祝日、夏季(8/13~15)、年末年始
病診連携/九州医療センター、原三信病院、福岡山王病院 他
関連施設/六本木一丁目クリニック、札幌a-clinic
H P/http://momochihama.jp/index.html
私のOfftime
休暇に「ホノルルセンチュリーライド」や「ホノルルマラソン」にも挑戦!
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