医療法人 やなぎさわ皮フ科クリニック 病院訪問レポート
一人ひとりへ誠実に、丁寧に
納得のいく医療で地域へ貢献。
納得のいく医療で地域へ貢献。
「どんな不安や心配でも相談していただけるように、安心・納得して治療を受けていただけるように
『対話』を大切にしています」
平成4年に開業され、移転・改築を経て、平成22年より現在地に建つ「やなぎさわ皮フ科クリニック」。かかりつけ医として、長年通われる患者さんも多く連携する医療機関からも厚い信頼を集めています。皮膚科診療を通じ、地域医療の充実に取り組まれる柳澤先生に、お話を伺いました。
皮膚科医師の最後の砦として
赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い患者さんを診て、みえるところすべての皮膚疾患に対応しています。アトピー性皮膚炎や蕁麻疹などのアレルギー性皮膚疾患、尋常性乾癬、帯状疱疹、水虫、いぼ、ほくろ等で来院される方が多いですね。外来手術も年間で100例以上行っており「入院」がない以外、勤務医時代と診療のスタイルはほぼ変わりません。メラノーマも2例、当院で早期発見してしかるべき病院へご紹介しました。おかげさまで毎年、約2600人(1日平均12人)の新規患者さんにご来院いただいています。
患者さんとの対話を重視
大切にしているのは、誠心誠意、対応することです。「自分だったらどうしてほしいか」とまず考えます。患者さんとの対話を大切に、病気や薬の説明は時間をかけて丁寧に行い、納得できる医療を心掛けています。自分としては何度も説明している内容でも、患者さんにとっては初めてです。表やイラストを入れた資料を作り、分かりやすくお伝えする工夫を重ねています。初診ではどうしても時間がかかるので、少し次の方をお待たせすることもありますが、「時間」で区切ることはありません。
地域の求める声に応じて
その代わり、できるだけ診療時間はサービスをしています。毎日、診療開始の30分前、手術が入っている時はさらにその15分~30分前から診療を始め、院内にいれば時間外でも診るようにしています。また、訪問介護やご家族からのご要望など、往診にもできる限り応じています。年々、患者さんの年齢構成として、地域全体で高齢化が進んできたことを実感しています。今後の計画として、事情が許せば二人診療体制にして、時間的なゆとりも持ちながら、さらに地域へ貢献していけると良いなと考えています。
最新型の医療でさらに充実
移転の時、最新型の紫外線治療を行うために「エキシマ光線治療器」を導入しました。また、シミやニキビなどに治療効果を発揮する機器も新たに取り入れました。いわゆる標準的な皮膚科医療で精一杯ではあるのですが、ご年配の女性を中心に年々ご相談が増えており、私で対応できるものはある程度と考えた次第です。もちろん、必要な場合には従来通り、専門の医療機関へご紹介しています。今後も、地域の中で役割を果たして行けるように、職員と共に尽力していきたいと思います。
~医師としての歩みと思い出~
多忙な診療の合間に、産業医科大学でのカンファレンスや北九州皮膚科医会の研修会、有志の皮膚科勉強会への参加など、精力的に取り組まれる柳澤先生。医師としての歩みについても、お話を伺いました。
● 医師の道へ進まれたきっかけ
高校3年生になって兄の勧めで医学部を目指しました。それまでは工学部志望で、将来は数学か理科の研究所等に勤めたいと思っていました。
● 皮膚科を専門に選ばれた理由
学生研究の時に、膠原病に興味があったのですが、内科の先生のテーマが殺到しまして。仲間に「皮膚科でもやっている」と聞いて選択したら、教授に大変可愛がっていただいて、そのまま皮膚科へ進むことになりました。
● 勤務医時代の想い出
研修は、今でいう「スーパーローテート」。各科を回ったのが今でも役に立っています。昭和55年より産業医科大学へ入り、厳しい教授に皮膚科臨床を鍛えられ、「手を抜かない」ことを叩き込まれました。合間に好きな者で麻雀を楽しみ、科を越えて仲間ができたのも思い出ですね。昭和60年からは北九州市立若松病院に勤務し、多彩な臨床を経験しました。
● 開業から、現在に至るまで
40代に入って、勤務を続けるか開業するか考え、開業でも診療のスタイルはほぼ変わらないので開業しました。入り組んだ土地にある築38年の建物(以前は内科)を改装して、駐車場2台からのスタートでしたね。勤務医歴も長いし、皮膚科部長として臨床経験も豊富、自負を持って開業しましたが、当初は閑古鳥の日々でした(笑)。患者さんを待ちながら歴史本を読んでいたのを覚えています。その後、マンションを建てるからとお誘いをいただいて移り、契約更新の頃に「管理地」となっていた現在の場所をみつけて、今に落ち着きました。
● 若い後輩へのメッセージ
勤務医でも開業医でも、「ローマは一日にしてならず」。地道に取り組み、一つひとつを積み重ねてこそ道が拓けます。当院も、急に患者さんが来られたのでなく、開業当初から誠心誠意、患者さんが納得されるまで説明したり治療をしてきたことで現在があります。奇をてらうのでなく、持てる力を尽くし、地道に積み重ねることを大切にしてください。
● 医師の道へ進まれたきっかけ
高校3年生になって兄の勧めで医学部を目指しました。それまでは工学部志望で、将来は数学か理科の研究所等に勤めたいと思っていました。
● 皮膚科を専門に選ばれた理由
学生研究の時に、膠原病に興味があったのですが、内科の先生のテーマが殺到しまして。仲間に「皮膚科でもやっている」と聞いて選択したら、教授に大変可愛がっていただいて、そのまま皮膚科へ進むことになりました。
● 勤務医時代の想い出
研修は、今でいう「スーパーローテート」。各科を回ったのが今でも役に立っています。昭和55年より産業医科大学へ入り、厳しい教授に皮膚科臨床を鍛えられ、「手を抜かない」ことを叩き込まれました。合間に好きな者で麻雀を楽しみ、科を越えて仲間ができたのも思い出ですね。昭和60年からは北九州市立若松病院に勤務し、多彩な臨床を経験しました。
● 開業から、現在に至るまで
40代に入って、勤務を続けるか開業するか考え、開業でも診療のスタイルはほぼ変わらないので開業しました。入り組んだ土地にある築38年の建物(以前は内科)を改装して、駐車場2台からのスタートでしたね。勤務医歴も長いし、皮膚科部長として臨床経験も豊富、自負を持って開業しましたが、当初は閑古鳥の日々でした(笑)。患者さんを待ちながら歴史本を読んでいたのを覚えています。その後、マンションを建てるからとお誘いをいただいて移り、契約更新の頃に「管理地」となっていた現在の場所をみつけて、今に落ち着きました。
● 若い後輩へのメッセージ
勤務医でも開業医でも、「ローマは一日にしてならず」。地道に取り組み、一つひとつを積み重ねてこそ道が拓けます。当院も、急に患者さんが来られたのでなく、開業当初から誠心誠意、患者さんが納得されるまで説明したり治療をしてきたことで現在があります。奇をてらうのでなく、持てる力を尽くし、地道に積み重ねることを大切にしてください。
午後からの診察開始を前に続々と患者さんが訪れる待合室
皮膚腫瘍、いぼ、ほくろ等の外来手術が行われる処置室(要予約)
先生お手製の説明プリント。近々、ipadも導入して活用予定。
北九州市内で数台しかない「エキシマ光線治療器」を導入
中学生の感想文。「正しく伝えれば、受け止めて、考えてくれる。責任と意義を感じます」。
◆取材協力 医療法人 やなぎさわ皮フ科クリニック 病院訪問レポート
住 所/北九州市小倉北区中井5丁目14-3
T E L/093-583-1112
院長/柳澤 一明
診療科目/皮膚科
診療時間/(午前)9:00~12:30(午後)14:30~18:30
※木曜・土曜は午前のみ
休診日/木曜午後、土曜午後、日曜、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)、盆休み(8月13日~8月15日)
連携病院/産業医科大学病院、北九州市立医療センター、北九州市立八幡病院、小倉記念病院、新小倉病院、九州労災病院 他
駐車場/8台
T E L/093-583-1112
院長/柳澤 一明
診療科目/皮膚科
診療時間/(午前)9:00~12:30(午後)14:30~18:30
※木曜・土曜は午前のみ
休診日/木曜午後、土曜午後、日曜、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)、盆休み(8月13日~8月15日)
連携病院/産業医科大学病院、北九州市立医療センター、北九州市立八幡病院、小倉記念病院、新小倉病院、九州労災病院 他
駐車場/8台
RECOMMEND
待合室には、色々な案内にあわせて話題の本や絵画、キッズスペースも!
待合室には、色々な案内にあわせて話題の本や絵画、キッズスペースも!
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。