online pharmacy without script

offtime12月号 医療法人羅寿久会 浅木病院 病院訪問レポート

サムネイル

医療法人羅寿久会 浅木病院 病院訪問レポート

title
一日も早い機能回復をめざして、
患者さん第一のリハビリを実践。

00_メイン
「専門医による治療・処方次第で、回復できるケースは数多くあります。自分たちにしかできない
医療で、地域に貢献したいと考えています」。
 近年、全国で新設・増床が進められる「回復期リハビリテーション病棟」。その治療成績において『在宅復帰率87・9%(全国平均71・6%)』『入院日数43・4日(全国平均72・3日)』※という実績で、注目を集めるのが「浅木病院」です。取り組みについて、理事長兼院長の三好先生にお話を伺いました。
※調査期間:1年間(平成26年9月~平成27年8月)、入棟者:302人。
 全国平均は「回復期リハ病棟協議会統計」(平成26年度)より。

早期リハビリの先駆け

 発病後の早期からリハビリを開始することがまだ一般的ではなかった45年も前から、先代である父・三好正堂は「早期リハビリ」の概念を取り入れ、脳卒中早期リハビリを実践してきました。現在、神経内科専門医、リハビリテーション専門医各3名が常勤して、脳卒中をはじめ、パーキンソン病などの神経難病や大腿骨近位部骨折術後など幅広いリハビリ医療を行っています。

短期間で密度を高く

 いかなる疾患の治療であっても、並行して早期からのリハビリが不可欠ですが、体を弱らせないために「何を、どれだけ」するべきという具体的な方法論が十分に確立されていないことが問題です。当院では、どんな重症者であっても1日400~500回の起立-着席運動をさせることを基本としています。これが日常生活に大きな役目をもつ「歩行」を再獲得させるためや、歩行が不能に終わる場合には介護者の負担を減らすことにとって最も有意義な運動だと信じているからです。また、高齢化社会では、だらだらと入院期間を長引かせない努力も必要になってくるでしょう。

医療と介護の橋渡し

 もちろん、そのためには政府が推進するような、医療機関の連携のみならず、施設や在宅医療も含めた包括的なシステムの構築が欠かせません。しかし、その実現はかなり困難であろうことは容易に想像できます。今後増え続ける高齢者数に対応する具体案はありませんが、医療と介護の橋渡し的な性質をもつリハビリ医療が果たす役割は少なくないと思いますし、その使命感をもって仕事をしていくことが当院職員の共通した目標です。信頼関係を築き、退院後も受け皿を用意することで(下記参照)、「しっかりと支える医療・介護」を今後も行っていきたいと考えています。

目指す地域への貢献の形

 限られた病床をできるだけ有効利用するためには、「急性期病院から受け継ぐ回復期リハビリ医療」と「かかりつけ患者さんの肺炎など一般医療」のバランスが今後の当院の課題となるでしょう。早く急性期病院から送ってもらって、強力なリハビリで早く最大限の機能回復をさせ、早く自宅へ帰す。これこそが当院が果たすべき理想的な地域医療への貢献の形です。
差替
自動演奏ピアノが鳴り響くフロアは、多くの観葉植物がおもてなしを演出。
02_検査
検査機器も揃え、非常勤の専門医と連携して、全人的な医療を提供。
03_起立訓練
起立訓練。入院時の斜面台膝屈伸、利き手交換などの早期リハビリを実践。
反映
専門医を中心に、チーム医療が充実。様々な同好会の活動も盛ん!

~退院後、地域への移行もサポート~

 自分の足で立てる、歩ける、食事ができる、排泄ができる…。重症者では身体能力を維持することも容易ではありません。そのために『退院後』のリハビリやケアにも力を入れています。
● 通所リハビリテーション
 入院時同様、筋肉やバランス能力を養う「起立訓練」を中心に行われます。目標は午前200回、午後200回! さぞ大変では、と想像していると「1、2、3、4、5」と声にしながら、起立と着席を繰り返すご高齢の利用者様のしっかりとした動きに驚きました。「一人では難しくても、みんなと一緒ならやれる方が多いのです。ご家族が日中の時間を活用される間に、お一人お一人へ回復につながるプログラムを実践しています」。定員100名中、8割が同院の入院患者様で、重症度の高い方が非常に多いのだとか。入浴の介助ひとつでも、職員の方々は大変でしょうが、そんな素振りもみせない笑顔が印象的でした。
● 訪問看護・訪問介護
 主に神経難病や脳血管疾患の方を対象に、経験豊富な看護師や介護福祉士を中心として取り組まれています。「住み慣れた家だからこそ、本音を伺えることも。手すりの位置なども含め、様々なご相談にもお応えしています」。必要時には、ケアマネージャーや他職種と連動して対応される点も、入院時と変わらないものを感じました。
● ケアプランサービス
 地域にある包括支援センターとの連携をはかり、「要介護認定」となられた方の在宅生活支援が行われています。介護保険制度のわかりやすい説明、ご家族の様々な事情に対する各種提案にも、「リハビリの延長線上」と形だけでなく取り組まれる姿勢が表れています。
もの忘れ予防教室
週3回、デイケアで「もの忘れ予防教室」。趣向
を凝らした内容に笑いとお喋りが尽きない。
家族の会
家族会の様子(年2回開催)。事前アンケートに
よるご要望の多いテーマで、毎回好評。

◆取材協力 医療法人羅寿久会 浅木病院

05_外観
住所/福岡県遠賀郡遠賀町浅木2丁目30番1号
Tel/093-293-7211
理事長・院長/三好 安
診療科目/リハビリテーション科、神経内科、内科、消化器科、呼吸器科、循環器科
病床数/58床(一般23床・回復期35床)
診療時間/(午前)9:00~12:00 (午後)13:30~17:00※土曜日午後は休診
院長不在日/毎週水曜日 16:30~(第4週のみ午後すべて) ※代診医師
      毎週木曜日 午後 ※代診医師
休診日/日曜日・祝日
併設施設/居宅介護支援事業所、通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション、訪問看護ステーション、訪問介護ステーション
研修指定/日本リハビリテーション医学会研修病院
HP/http://www.asagi-hospital.or.jp/
06_会長著書
同院のリハビリテーションに対する考え、「起立―着席運動」の効果等については、会長・三好正堂先生の著書でも紹介(2015年8月27日発行/幻冬舎メディアコンサルティング)。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

【必須】

ページ上部へ戻る