特定医療法人 原土井病院
命を見つめ、共に寄り添い、
地域で生きる希望を支えたい
地域で生きる希望を支えたい
「博愛の精神を受け継ぎながら、時代の先を読み、患者さんにとって何が必要かを考え、737名の職員と地域に貢献してまいります」。
昭和42年の開設から約半世紀―。
福岡市東区において高齢者医療にいちはやく取り組み、加齢や生活習慣による疾患や障がいを中心に、治療、療養、ターミナルケアにいたるまで幅広く対応する同院。
今年4月の診療 報酬改定に伴い、一般急性期病棟のひとつを「地域包括ケア病床」へ変更して、さらなる〈地域完結型の医療の充実〉をめざす同院について、院長の小柳先生にお話を伺いました。
福岡市東区において高齢者医療にいちはやく取り組み、加齢や生活習慣による疾患や障がいを中心に、治療、療養、ターミナルケアにいたるまで幅広く対応する同院。
今年4月の診療 報酬改定に伴い、一般急性期病棟のひとつを「地域包括ケア病床」へ変更して、さらなる〈地域完結型の医療の充実〉をめざす同院について、院長の小柳先生にお話を伺いました。
全体として診ていく
当院では「総合診療」に力を入れています。
ご高齢の方は一人でたくさん病気を抱えていらっしゃるので、全人的に診ることが重要なのです。
治癒・回復が困難な方もありますが、患者さんの悩みや苦しみに共感し、少しでも痛みを和らげる医療、その人らしく生きるために生活の質を高める医療を、職員一体となって追求しています。
それに早期検査、早期治療、早期リハビリを提供し、できるだけ元気で長生きしてほしいと願っています。
ご高齢の方は一人でたくさん病気を抱えていらっしゃるので、全人的に診ることが重要なのです。
治癒・回復が困難な方もありますが、患者さんの悩みや苦しみに共感し、少しでも痛みを和らげる医療、その人らしく生きるために生活の質を高める医療を、職員一体となって追求しています。
それに早期検査、早期治療、早期リハビリを提供し、できるだけ元気で長生きしてほしいと願っています。
職種間の垣根を越えて
特に、「諦めないリハビリテーション」を掲げるリハビリテーション部では、積極的な職種間の連携が成果を生んでいます。
たとえば、歯科医師も含むチームで、嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査などから嚥下機能を評価し、最適の訓練方法や食事形態を検討する取り組みは、他にあまりないものです。
また、褥瘡対策や感染対策にもチームで取り組み、研修や勉強会を重ねています。
川平法、ロボットスーツHAL、パワープレートなど先端医療も駆使しつつ、患者さん一人ひとりに向き合い、心から支える『人』が強みなのです。
たとえば、歯科医師も含むチームで、嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査などから嚥下機能を評価し、最適の訓練方法や食事形態を検討する取り組みは、他にあまりないものです。
また、褥瘡対策や感染対策にもチームで取り組み、研修や勉強会を重ねています。
川平法、ロボットスーツHAL、パワープレートなど先端医療も駆使しつつ、患者さん一人ひとりに向き合い、心から支える『人』が強みなのです。
地域で求められる役割
また、一般外来においては、地域の医療機関との調和を考え、リウマチ外来、糖尿病外来、動脈硬化外来などの専門分野に重点を置き、社会のニーズに対応した睡眠外来、禁煙外来や、足の病変の予防に取り組むフットスクリーニング外来、男性型脱毛症を扱うAGA外来などを設けています。
地域で期待される入院機能も充実させる一方、予防においても、検診や人間ドックと共に、かかりつけ医の皆様と院内フィットネス施設の連携も活用して、『病気にならないために行く病院づくり』をめざしています。
地域で期待される入院機能も充実させる一方、予防においても、検診や人間ドックと共に、かかりつけ医の皆様と院内フィットネス施設の連携も活用して、『病気にならないために行く病院づくり』をめざしています。
基本に立ち返る
今後、高齢者がますます増え、医療ニーズも高まるのに対し、 退院後の受け皿はまだ十分といえません。
現場は大変ですが、職員は本当によくやってくれていると思います。
これからも、地域との連携をさらに深めながら、回復期から在宅期へいたる一連の流れを支え、モデルケースとなれるように努めてまいる考えです。
そして、常に基本に立ち返り、理事長はじめ先輩方が築いてこられた精神と理念を、広く実践していきたいと思います。
現場は大変ですが、職員は本当によくやってくれていると思います。
これからも、地域との連携をさらに深めながら、回復期から在宅期へいたる一連の流れを支え、モデルケースとなれるように努めてまいる考えです。
そして、常に基本に立ち返り、理事長はじめ先輩方が築いてこられた精神と理念を、広く実践していきたいと思います。
毎年恒例の夏祭り。
地域健康祭、公開講座など啓発活動や交流も盛んに実施。
地域健康祭、公開講座など啓発活動や交流も盛んに実施。
併設のメディカルフィットネスあおば。
専任の運動療法士がメニューを作成。
専任の運動療法士がメニューを作成。
本館2階の談話室。
木材を多用し、光あふれる空間には花や絵が並び心和ませる。
木材を多用し、光あふれる空間には花や絵が並び心和ませる。
韓国からの研修生を含め、毎年100名以上を受け入れ。
人材育成に力を入れる。
人材育成に力を入れる。
~地域連携と在宅医療の推進~
東区医師会のネットワークを基盤とした多様な病診・疾病・医介連携に支えられる同院。
手厚くきめ細かな支援を行う「緩和ケア病棟」および「急性期病棟」「地域包括ケア病棟」「回復期リハビリテーション病棟」「療養病棟」と誘導性を誇る入院部門に加え、グループ施設との密接な連携による在宅診療部門の充実にも注目が集まる。
在宅医療診療所「みどりのクリニック」(写真1)、 時間型のデイサービスをイメージした小規模多機能ホーム「いやしの宮前」(定員25名)、医療保険制度で利用できる認知症デイケア「こもれび」(写真2)、要介護認定1〜5の方を受け入れる特別養護老人ホーム「なごみの里」(定員80名)、介護付有料老人ホーム「レジデンス青葉」(定員64名)は一例だ。
また、平成22年には県内に先駆けて身体障がいを持つ方を対象としたバリアフリーの福祉ホーム「たいようの森」も開設した。
患者さんやご家族にとっての在宅の意味、さまざまなニーズに応えていく姿勢である。
さらに、同院は、褥瘡対策などについて学ぶ「スキンケア・栄養勉強会」(毎月第2火曜開催/写真3)や「福岡摂食・嚥下サポート研究会」(年2回/写真4)の活動も精力的に展開しており、毎回、多くの参加者を集めている。
病める人が尊厳を保ちつつ安心して暮らせるように、ご家族の負担を軽減できるように、地域全体で高齢者医療を支えて行こう―。
ひとつ、ひとつと積み上げていくような真摯な取り組みは、これからも続く。
手厚くきめ細かな支援を行う「緩和ケア病棟」および「急性期病棟」「地域包括ケア病棟」「回復期リハビリテーション病棟」「療養病棟」と誘導性を誇る入院部門に加え、グループ施設との密接な連携による在宅診療部門の充実にも注目が集まる。
在宅医療診療所「みどりのクリニック」(写真1)、 時間型のデイサービスをイメージした小規模多機能ホーム「いやしの宮前」(定員25名)、医療保険制度で利用できる認知症デイケア「こもれび」(写真2)、要介護認定1〜5の方を受け入れる特別養護老人ホーム「なごみの里」(定員80名)、介護付有料老人ホーム「レジデンス青葉」(定員64名)は一例だ。
また、平成22年には県内に先駆けて身体障がいを持つ方を対象としたバリアフリーの福祉ホーム「たいようの森」も開設した。
患者さんやご家族にとっての在宅の意味、さまざまなニーズに応えていく姿勢である。
さらに、同院は、褥瘡対策などについて学ぶ「スキンケア・栄養勉強会」(毎月第2火曜開催/写真3)や「福岡摂食・嚥下サポート研究会」(年2回/写真4)の活動も精力的に展開しており、毎回、多くの参加者を集めている。
病める人が尊厳を保ちつつ安心して暮らせるように、ご家族の負担を軽減できるように、地域全体で高齢者医療を支えて行こう―。
ひとつ、ひとつと積み上げていくような真摯な取り組みは、これからも続く。
①在宅療養における“町の健康相談所”「みどりのクリニック」。
②家庭的な環境の認知症デイケア。
精神症状や行動障害も軽減。
精神症状や行動障害も軽減。
③褥瘡対策!
実技形式の学びもある「スキンケア・栄養勉強会」。
実技形式の学びもある「スキンケア・栄養勉強会」。
④「福岡摂食・嚥下サポート研究会」の模様。
次回は9月28日、福岡国際会議場にて開催。
次回は9月28日、福岡国際会議場にて開催。
リポート
院内で行われる慰霊祭。 ご家族と職員が最善を尽くして 命の輝きを支えた絆。
◆取材協力 特定医療法人 原土井病院
住 所/福岡市東区青葉6丁目40番8号
T E L/ 092-691-3881(代表)
院 長/小柳 左門
診 療 科/内科、糖尿病・代謝内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、神経内科、緩和ケア内科、老年内科、漢方内科、血液内科、リウマチ科、心療内科、整形外科、リハビリテーション科、放射線科、皮ふ科、精神科、歯科、小児リハビリテーション科
施設基準等/日本医療機能評価認定病院(複合病院・評価体系Ver.6.0)
病 床 数 /556床(一般病棟86床、地域包括ケア病棟44床、緩和ケア病棟30床、医療保険対応療養病棟236床、特殊疾患療養病棟56床、回復期リハビリテーション病棟104床)
診療時間/9:00~12:00(受付7:50~11:30)/13:15~17:00(受付11:30~16:30)
※火曜日午後の診療開始は14:00~
※土曜日は午前のみ診療
※急患の場合は、この限りではありません
休 診 日 /日曜日・祝祭日・年末年始
H P /http://www.haradoi-hospital.com/
◎ブログ・facebookも更新中!ぜひご覧ください。
T E L/ 092-691-3881(代表)
院 長/小柳 左門
診 療 科/内科、糖尿病・代謝内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、神経内科、緩和ケア内科、老年内科、漢方内科、血液内科、リウマチ科、心療内科、整形外科、リハビリテーション科、放射線科、皮ふ科、精神科、歯科、小児リハビリテーション科
施設基準等/日本医療機能評価認定病院(複合病院・評価体系Ver.6.0)
病 床 数 /556床(一般病棟86床、地域包括ケア病棟44床、緩和ケア病棟30床、医療保険対応療養病棟236床、特殊疾患療養病棟56床、回復期リハビリテーション病棟104床)
診療時間/9:00~12:00(受付7:50~11:30)/13:15~17:00(受付11:30~16:30)
※火曜日午後の診療開始は14:00~
※土曜日は午前のみ診療
※急患の場合は、この限りではありません
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