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OffTime3月号 下関市立済生会豊浦病院 病院訪問レポート

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下関市立済生会豊浦病院

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地域の将来を見据え、真に求められる新病院へ。
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「済生会創立の理念『救療済生』を実践し、医療人として常に徳性を磨き、絶えず知識と技術の研鑽に努める人材を育てたいと考えています」。
 昭和19年、広島陸軍第一病院小串分院として発足以来、変遷を経ながら、北浦地区の基幹病院として地域の医療・福祉の向上を支え続ける「下関市立済生会豊浦病院」。昨年、下関市から済生会山口県支部への譲渡が決定し、経営の自立と共に、長年の念願であった老朽化した建物の建て替えに光を見出した同院の今について、院長の上領先生にお話を伺いました

担うべき使命と役割を

 新しい施設でも昭和56年、古い施設は昭和39年の建設という状態でしたから、建て替え計画が現実化したことに職員一同、欣喜雀躍しました。平成30年春の開院に向け、機能性など様々な面から院内で協議を進めています。地域医療圏を考えるに、特定の科に特化するのではなく幅広く診るのが当院の役割です。将来のさらなる高齢化も考えると、現状のように急性期治療を経て、地域包括ケア病棟あるいは医療型療養病棟で回復に努め、在宅復帰を目指すケアミックス型で充実させるべきであろうと考えています。
 実際、現在も、施設内にあるケアセンター「ひびき苑」との連携で、患者さんの引き受けが直ぐに困難なご家族や、地域のかかりつけ医の皆様には大変喜ばれています。また、当院の小児科においては、隣接する県立の総合支援学校(小学部、中学部、高等部)へ、家庭からの通学が困難な生徒が、入院・治療の下で通学できるように支援を行い、これも大変感謝されています。
 10年後、20年後も見据え、さらに地域の声に応えていくために、すでに院内で新病院建設推進委員会を設置しており、今年7月までに基本設計を作りたいと考えています。

心からの想いを行動に

 それと同時に、力を入れているのが「質の向上」です。患者さんへのアンケートから課題を把握・共有し、各職域で接遇に努めています。広報も充実させ、一昨年から「健康出前講座(下記)」も実施するなど、積極的に地域へ開き、当院の姿勢を伝えると共に健康維持の啓蒙を行っています。そもそも接遇とは、本来自然と心から出るものです。媚び繕うのでなく、日々心からお迎えすることを伝えています。

絆を深く、一致団結して

 また、院内では各職場で事故防止への取り組み発表会を行って医療安全に努め、課題別の成果発表で各部署の達成度を評価しています。さらに、職員の横の結束も強化しています。医療とはチームワークであり、病院運営もまた然りです。昨年に活性化委員会を設置して、職域を越えて団結する取り組みを進めていますが、全体に変わってきたのを感じています。
 私自身も、健全な経営に努め、人材を集め、育成し、働き甲斐のある職場をつくる責務に対して薪水の労を惜しまぬ覚悟です。皆一丸となり、より良い一歩を重ねてゆけたらと思います。
01_左上
夕日が島々を染める風景。潮風や松籟の奏でる音も療養中の心を慰める。
02_手術
高い医療水準と先端の医療設備を誇り、内視鏡手術や生体腎移植も実施。
03_憩いの時間
職員で憩いのひととき。近年、職域を越えた絆が全体に拡大しつつある。
04_絵手紙
看護部による「産婦さんへの手紙」。想いある一言も同院の温もりの表れ。

~職員発!健康出前講座で広報と啓蒙~

 平成24年春、当院では職員が講師となって、医療・健康・福祉に関わる様々な専門知識を分かりやすく伝える「健康出前講座」をスタートしました。受講希望者は病院のホームページ等から講座内容の一覧を確認し、希望日の2ヶ月前までに申し込みをすれば、無料で出張講座を受講できるシステムです。現在、窓口として活躍する地域・病診連携室の大谷さんに、詳しいお話を伺いました。
 「この講座は、地域の皆様にもっと当院を知って親しんで頂くこと、地域の方々の健康や福祉に役立つことを目指して、立ち上げたものです。院内で講座のメニューを募集し、職域を越えた職員それぞれのアイデアで内容が練られました。現在、16のテーマで73のメニューを公表しており、沢山のお申し込みを頂いています。既にリピートの依頼もあるほどです。小・中・高等学校や自治会、福祉施設の研修目的など様々で、エリアも旧豊浦郡から下関市全体へ広がりを見せております。当院は辺陬の地にあるため、市内でも認知度が低かったので、広報にも手応えを感じています」。
 なお、運営によって得られる学びも大きいのだとか。「同じ講座でも対象者によって内容が異なり、その都度作り直す必要があるため、講師はとても勉強になるといいます。以前、感染予防で小学校を訪れ、1年生~6年生を3回に分けて講義を行った時は、講師の看護師さんが各学年にあった話し方を工夫するのに感動しました。頂いた感想文の『音楽付きで楽しかった』『弟にも教えてあげたよ』の声も嬉しく、励みになりましたね。現在、さらに内容が分かりやすい講座メニュー表を作成中です。今年も多くの方々との素敵な出会いを楽しみにしております」。
出前講座_上
婦人科医師・助産師による「心の変化と命の誕生」についてのお話
出前講座_下
理学療法士による「転倒予防について」の実践と講義

◆取材協力 下関市立済生会豊浦病院

05_外観
住所/山口県下関市豊浦町大字小串7番地3
Tel/083-774-0511
病院長/上領 頼啓
病床数/275床(一般病床186床うち地域包括ケア病床31床、療養病床89床)
診療時間/8:30~17:15
※外来受付は8:30~11:30の午前のみ。午後からは専門外来です。
※診療の曜日、時間は診療科によって異なります。
※急患の場合はこの限りではありません。
土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始(12月29日~1月3日)
診療科/内科、神経科、呼吸器科、消化器科、循環器科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、産婦人科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、麻酔科、リハビリテーション科、放射線科
認定・指定/救急告示病院、日本医療機能評価機構V6.0、山口大学協力型臨床研修施設 他
関連施設/下関市豊浦地域ケアセンター「ひびき苑」
HP/http://www.toyoura-saiseikai.jp/

 

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