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offtime3月号 松隈産婦人科クリニック 病院訪問レポート

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松隈産婦人科クリニック 病院訪問レポート

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『命の誕生』の尊さと喜びに、
ともに寄り添う医療をめざす。

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「赤ちゃんの元気な産声を聞くときが、一番の幸せです。妊婦さんや産婦さんに寄り添い、
出産の喜びをともに味わいたいと思っています」。
 鳥栖インターから車で3分。喫茶店をイメージして設計・建築されたという煉瓦づくりの外観と、似顔絵入りの看板が目印の「松隈産婦人科クリニック」。昭和61年の開業以来、「スタッフとともに、7800人の命の誕生に携わってきました」と微笑む院長・松隈先生に、お話を伺いました。

基本は「自然なお産」

 お産とは、生まれてくるものです。「パパのお誕生日だから、明日産みたい」と思ってもだめ。出生前診断も、希望があれば紹介しますが、私の方から薦めることはありません。たとえダウン症や病気を抱えていても、授かった命だというのが基本的な考えです。また、当院では開設当初から「ソフロロジー出産」を行ってきました。無理にいきまず、自然な呼吸でリラックスして産むお産です。いきむとお母さんも疲れるし、赤ちゃんもきついのです。好きなハワイアンをBGMに、快適なお産をされた方もいます。

家庭的な環境のなかで

 妊娠8カ月頃の妊婦さんを対象にした「母親学級」も、開設以来続けています。出産のメカニズムや痛み、おっぱいに優しい食事についてなど、わかりやすくお伝えするのです。ひと月のお産が20人位の規模ですから、きめ細かなケアが身上です。腰痛対策や授乳指導、「苦手な食材はメニューから外す」「音が立たないよう自販機には紙パック飲料だけを置く」といった環境づくりもその一つ。産後の「お祝い膳」や「リフレクソロジー」も、喜んでいただけたら…という想いで行っています。

地域ぐるみの取り組み

 もちろん、お産だけでなく、思春期から60代、70代…と、幅広くご相談をいただくのが産婦人科です。当院では、地域における『思春期教育』や『更年期指導』にも力を入れてきました。とくに『思春期教育』では、平成17年から主宰している「おごおり思春期教育懇話会」(下記参照)の活動や中学校・高等学校での講演、「思春期テレフォン無料相談」の開設など、精力的に取り組んでいます。行政や教育機関のように"転勤"や"異動"のない開業医だからこそ、中心となって活動していくべきだと考えています。

託される信頼に応えて

 今後も、さまざまに「発信」していくために、昨年は当院ホームページを改新しました。医療や環境の予備知識として情報を並べるだけでなく、医療においては医師との相性も重要と考え、私の考えも詳しく伝え、双方向にコミュニケーションができる仕様に変えたのです。先日は、当院で生まれた第一号のかたが、奥様を連れてこられて、親子二代でお産をお手伝いするという嬉しい出来事もありました。これからも、命に寄り添い、その健やかな成長の支えになりたいと思います。
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母子同室の病室。食事時や夜間は赤ちゃんを預かる配慮も嬉しい。
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栄養・味・みためと心尽くしの食事。希望があればレシピも公開。
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好評の母親教室。イラストや写真も交えて、悩みや不安に応える。
of3_04_年賀状
毎年、届く年賀状。赤ちゃんの成長やご家族の近況が活力になる。

~医師を中心に地域の「種」へ~

 昨年、地域医療活動への取り組みを称える「赤ひげ大賞」(日本医師会/産経新聞社主催)の候補として、福岡県医師会より松隈先生が推薦されました。平成17年から主宰を続ける「おごおり思春期教育懇話会」の活動が、注目されたのです。
●おごおり思春期教育懇話会とは
 教育、行政、医療の有志が集まり、地域の思春期教育を活性化するネットワークです。毎年、勉強会(無料)と懇親会(自由参加)を開催して、約70名に参加いただいています。
●思春期教育の取り組み
 男女の違いや妊娠の可能性など性の全体を教え、命の尊さと責任、選択の重要性を伝える「包括的性教育」です。妊娠は素晴らしいものだという前提のもとで、自分の命も他人の命も大切にしようと導いています。
●立ち上げの経緯
 平成14年に、小郡市が福岡県における「エイズ教育推進地域」の指定を受けて、教育、行政、医療を横断する委員会が組織されたことがきっかけです。3年の責務を終えて解散となった時、継続・発展を求める声が強かったため、有志の会を立ち上げました。
●医師の主導という試み
 長く続けるには、異動も転勤もない医師が適任なのです(笑)。参加にあたっては、誰もが急な案件の発生しうることを考え、年会費制にせず「当日の自由参加」を基本としています。また、懇親会の費用以外、諸経費は私が負担しています。教育長と養護教諭が一緒に語り、懇親を深める場の存在は貴重ではないでしょうか。私は、産婦人科の勉強会でも「まとめ役として、医師が地域の『種』になろう」と提案しています。有志の会ゆえに、自由な発想や企画ができるのは強みです。5年後、20回目の記念には、全国で発表するのが目標です。
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4Dエコーの胎児の様子。
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中学生の感想文。「正しく伝えれば、受け止めて、考えてくれる。責任と意義を感じます」。

◆取材協力 松隈産婦人科クリニック

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住所/福岡県小郡市小郡1504-8
Tel/0942-73-3511
院長/松隈 孝則
診療科目/産科、婦人科
病床数/10床
診療時間/ 午前) 9:00~12:30 (午後)16:00~17:30
休診日/木曜、日曜、祝日、水曜午後、土曜午後
※水曜・土曜の午後は母乳指導、母親教室(ソフロタイム)、学会出席など
※妊娠出産に関する急患については上記以外も対応
HP/http://www.matsukuma.jp/
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