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OffTime6月号 まちかど口福探訪

OffTime編集部オススメ まちかど口福探訪

福岡・北九州の見知らぬ街角。
旅人になった気分で歩いてみれば、今まで気づかなかった美味しいお店と巡り合う。
そんなささやかな外食の愉しみ。

カフェ・ヴァンヴェール 天神 新天町店

季節のパフェと珈琲に和む、新天町商店街のひととき
 商いの街、博多を代表する新天町商店街にある老舗喫茶店にやってきた。仏語で"みどりの風"をさすこちらは、一杯だてのペーパードリップコーヒーで老若男女のハートをつかんでいる。焼きたての豆を一粒うかべるのがヴァンヴェール流だ。ブレンドだけで11種類もあるし、繊細な飾りに心ときめくパフェも、イギリス式で仕込んだカレーも、ビールだってある。「コーヒー通の人だけでなく、通りすがりの人がおいしいねと喜んでくれる一杯をめざして店でブレンドしています。ポットから細い線をつくって円を描くようにいれるのは、親父の代から変わりません。えっ、これってそんなに珍しいやり方なんですか!?」と、2代目の衣笠天さんが愛嬌たっぷりの笑顔で語る。とりわけパフェは大人気。「お席に運んだ瞬間、歓声があがります。新天町という歴史のある商店街で多くのお客様と出会えて嬉しいです」と衣笠さん。気軽にお茶したり、ランチしたり、夜呑みしたり。いろんな使い方

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「スペシャルブレンド」(500円)、「苺のパフェ」(850円)、「フリュイ・ラ・グラース(フルーツパフェ)」(850円)。「ハイネケン(生)」(700円)、「ヴァンヴェール天神カレー」(単品780円)、「珈琲豆」(100g・400円)。すべて税込。
カフェ・ヴァンヴェール 天神 新天町店
Add/福岡市中央区天神2-8-135・1階 Tel/092-741-5130
Open/8:00〜23:00
Closed/元旦

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Q あなたの Off Timeは?
A 食べ歩き(オーナー)。

Per Tossini ペル トッシーニ

本場のワイン&エスプレッソが楽しめるイタリアンバール
 以前から知っていたのだけれど、陽気な外観に気後れしていた。が、梅雨の昼下がり、ふらりと訪ねてみたのです。たまたまオーナーの野方さんがいらっしゃったのでご挨拶をしたところ、コーヒーやらワインやらイタリアンバールの立ち位置やら、中身の濃い熱い話を頂き、キュートなスタッフがいれてくださった濃厚なエスプレッソにも開眼。実は近所に病院がいくつもあり、医療従事者のお客様も多いとか。「今度、イタリアに行くんだけどおすすめのバールってどこ?」「スーパーでこんなワイン買ったんだけど、どう思う?」なんて知的好奇心に満ちたラフな会話が楽しめるとあって、常連さんも多いよう。「イタリア料理は、素材そのものを生かす料理。でも食後のエスプレッソまで頑張るお店がもっと福岡に増えるといいなと思います」と話す野方さん。専門学校でバリスタ講座の教鞭をとるなど、尊敬する年上の同業者の方と若い人達とをつなぐ役割を担う存在として、イタリアンバールを広げていかれることでしょう。

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開店から閉店までアイドルタイムがないのが嬉しい。アビスパ福岡のサポートファミリー(スポンサー)でもある!ヘルシーな糸島産の雷山イデア豚や糸島豚ソーセージなどが入った「ペルトッシーニのグリル盛り合わせ」(2〜4人前・4,500円)、「前菜の6点盛」(1,980円)、「エスプレッソ」(250円)。すべて税別。
Per Tossini ペル トッシーニ
Add/福岡市中央区渡辺通2-3-19・ロマネスク天神南1階 Tel/092-717-5150
Open/12:00~O.S23:00、金・土曜日~O.S24:00
Closed/不定休
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Q あなたの Off Timeは?
A 読書、サッカー観戦(オーナー)。

吉宗本店 <長崎編1>

長崎っ子の胃袋をつかむ、由緒ある茶碗蒸し料理
 久々の長崎は、雨だった(本当に)。でも今日は、向かうべき店があるのだ。思案橋電停を降りたその足で、茶碗蒸しで知られる老舗『吉宗本店』へ向かった。長崎市万屋町で創始者の吉田宗吉氏が茶碗むし・蒸寿し専門の店を開業した慶応二年(1866)以来、豊かな食文化に親しんできた長崎っ子が愛し、通ってきた名店である。
下足番の男性の快活な笑顔に迎えられ、席に着くと、囲炉裏と美しい箱庭が目の前に。おだやかな心持ちで大ぶりの茶碗蒸しの蓋を開けば、ぷるんと柔らかな卵色の海にかまぼこ、かしわ、しいたけ、穴子、海老、銀杏など9種の素材が顔をのぞかせる。とろんと口の中にすべりおちていく滋味深いお出汁の味は、やさしくてお腹にしみる。お隣の甘い蒸寿しも食べごたえがあって、茶碗蒸しのお出汁の味とも好相性。こちらを訪れたら、ぜひ2階のお部屋に上がってみて欲しい。赤い提灯と畳敷きの空間は、時代劇中にワープしたかのよう。茶碗蒸しを肴に、日本酒が呑みたくなりますよ。

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茶碗蒸しと蒸寿しが一対となった定番の「茶碗蒸しセット」(1,350円)、「単品/茶碗蒸し」(756円)、豚の角煮や魚介などが入った「吉宗定食」(2,376円)、「茶碗蒸し定食」(1,944円)や「卓袱料理」(3,456円~)も人気。全て税込み。
吉宗本店
Add/長崎県長崎市浜町8-9 Tel/095-821-0001
Open/11:00〜O.S20:00
Closed/元旦

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Q あなたの Off Timeは?
A 神社仏閣めぐり&山歩き(下足番)。

珈琲 冨士男 <長崎編2>

長崎の街に『冨士男』があるという安心感
 今どきのおしゃれカフェの良さもあるけれど、喫茶店に入ったときの寛ぎは言葉にいいあらわせないほどで、一杯を飲み終える頃には体も心もきれいサッパリ洗われて身軽になる。その代表格がこちら。70周年を迎える今、若い来客が増えているというから世の中捨てたもんじゃない。
席に着き、メニューを開く瞬間、子どもに還る。「よし、ハムパインサンドにしよう」。まず見た目が愛らしい。桃×黄×白は、味にも通ずる三重奏。パインの甘さとハムの塩味をふわふわパンが包み込むのだ。その味を口の中に留めつつ、珈琲をすすれば、ほどよい苦味が重厚な余韻をもたらす。興奮して「すごい美味しいです」と店主に告げると、先代のおじいちゃまが自分用に考案したまかないサンドだったことが判明。さすがハイカラである。
原爆投下やキリシタン迫害など辛い歴史が多い一方、珈琲などの南蛮の到来文化が早くからやってきて栄華を極めた長崎という街。その奥深さを物語る一軒だ。

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「サンドイッチセット」(860円)。写真は「ハムパインサンド」(580円)、「珈琲」(430円)。全て税込み。
珈琲 冨士男
Add/長崎県長崎市鍛冶町2-12 Tel/095-822-1625
Open/9:00〜19:00
Closed/元旦

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Q あなたの Off Timeは?
A 家族と過ごす(店主)。

 

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