医療法人 山本外科医院
「開業以来、数多くの患者さんを診てきましたが、正しい治療ができてお役に立てたとき、
笑顔で帰って行かれるときが一番の喜びです」。
JR吉塚駅から徒歩10分。昔ながらの商店が並ぶ先に、その姿を構える「山本外科医院」。昭和45年の開業以来、怪我や外傷をはじめ、様々な不調の『駆け込み医院』として地域の信頼を集め、近年はデイケアやショートステイ・居宅介護支援にも力を入れる同院について、理事長兼院長の山本先生へお話を伺いました。
専門を生かして広く診る
疑問には、迷わず専門医へ
正しい判断と正しい治療を
地域の「声」に応え続ける
~私の過ごした日々と思い出~
● 医師をめざしたきっかけ
父が軍医だったので、自然の流れでした。外科を選んだのは、手先が器用だったことに加え、インターンから勤めた九州大学病院に中学校時代から顔見知りの先生がおられて、外科へ引っ張られたためです。若さゆえ「一番苦労するところへ行こう」という考えもありました。
● 外科医として学んだ教え
恩師である九州大学名誉教授の三宅博先生いわく、「患者さんを診る時は、患部だけ診ずに全身を診なさい」。開業の記念に先生からいただいた時計は、46年経った今も時を刻み、見守ってくれています。
● 開業までの歩みから現在
経験を積み、最後に浜の町病院へ勤めたのち、36歳で開業しました。今も外来処置室では様々な治療を行いますが、当時はひどい外傷や盲腸の患者さんを救急車で受け入れ、院内で手術を行うこともありました。建物は、平成8年に一度移転して、現在に至ります。
● 医師会ではIT化を推進
日々の診療と並行して、福岡県医師会の理事(8年間)、博多区医師会の会長(4年間)として、IT化に携わったのも懐かしい記憶です。ホームページやTV会議の立ち上げ、県下20の医師会のネットワークやメーリングリスト、各種システムの構築を行いました。当時は「アドレスを送ってください」とお願いすると、住所を送ってこられる先生もおられた時代で苦労しました(笑)。しかし、様々な方々のご尽力もあり、以前は日本医師会からの通達も各郡医師会へ届くのに郵送で2週間かかっていたのが、今や即日です。ともに行動した現日本医師会長の横倉先生が当時から『IT通』でいらして、ブラインドタッチが巧みであったことも覚えています。
● 若い先生方へのメッセージ
もっと広く世界へ目を向けると素晴らしいでしょうね。医療の現場、その施設や設備、最新の治療法などを学び、刺激を受けることは大いに役立ちます。今後の日本の医療を担う方々の飛躍と成長に、期待しています。
◆取材協力 医療法人 山本外科医院
T E L/092-621-3297
理事長・院長/山本 一清
病床数/19床(一般病棟7床/療養型病棟12床)
診療科目/外科、整形外科、リハビリテーション科
診療時間/(午前)9:00~13:00(午後)14:00~18:00
※土曜日は午前のみ ※時間外診療および往診も可
休診日/土曜日午後、日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)
介護保険サービス/居宅療養管理指導、訪問リハビリテーション、訪問看護、通所リハビリテーション、
短期入所療養介護、居宅介護支援事業者、介護療養型医療施設
病診連携/原三信病院、木村病院、福岡市民病院、千早病院 他
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