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offtime10月号 独立行政法人 国立病院機構 関門医療センター 病院訪問レポート

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独立行政法人 国立病院機構 関門医療センター

「地域」と「教育」を軸に『チーム医療』で道を拓く。
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「地域に深く根を下ろしながら、“患者様本位の医療”とは何か、職員一人ひとりが考え、その実現にチーム一丸となって努力する病院づくりを進めます」。

 平成21年の新築移転から早7年。「地域に開かれた病院」としてさらに存在を際立たせ、その様々な取り組みに県内外から注目を集めるのが「関門医療センター」(山口県下関市)だ。寄せられる期待も高まるなかで、今後、同センターの目指す姿とは―。病院長の林先生にお話を伺いました。

地域に生きる安心

 ひとつは、地域連携の強化です。当センターでは、毎年恒例の「健康応援祭」や今年6月に100回目を迎えた「関門フォーラム」(毎月開催)など様々な機会を通して、地域の住民や開業医の先生方、あらゆる職種の皆様との連携を目指しています。本格稼働から1年半となる「騎兵隊ネット」も、今後はモバイル持参の訪問介護などさらに展開していくことで、地域包括ケアが広がるでしょう。「顔が見える」だけでなく、何かあればすぐに電話できる「心の通い合う」関係が目標です。

真に寄り添う医療

 もうひとつは政策医療、とくに「がん医療」の推進です。来年、新たに装置を導入する計画を検討しています。最先端かつ集学的な治療を行うと同時に、まさに「病でなく人を診る」全人的な医療の提供も肝要です。がんは心筋梗塞や脳出血と違って、自分の中でも、周囲に対しても準備ができる病気です。つい先日、緩和の病院へ移られる患者様に「ここに入院して良かった、人生の最後に先生に会えて良かった」といわれたときは、嬉しく思いました。職員全員で、患者様一人ひとりへ向き合う医療を追求したいと考えています。

助け合いの精神

 また、第三次救急医療病院・災害拠点病院として、広域における役割と使命に応えることも重要です。今年4月に起きた熊本地震においては、地震発生の翌朝10時には当センターの初動医療班が益城町へ到着して、支援にあたりました。東日本大震災のときにも、現地で活動を行っています。今後も、できる限りの支援を続けていくと同時に、周辺での鉄道事故発生を想定した救済・救援訓練への参加をはじめ、様々な事態に備えて一丸となって動いてまいります。

和をもって挑む

 そのためにも、やはり一番大切なのが『チーム関門』としての職員の連帯感です。私が必ず、職員へ伝えるのは「私は、職員とその家族を守ります。皆さんは、ともに働く仲間と地域の皆様を守ってください」ということです。実際に、私は毎年、理事長宛の辞表を書いて更新して持っています。『人が宝』です。たとえば集中治療室では、毎朝8時から全職種でミーティングを行っていて、昨年は学会でも全職種で発表してくれました。この組織文化を大切に、今後も挑戦を続けていきたいと思います。

PickUP~未来に希望の芽を育てる~

ここでは、同センターの教育研修の取り組みについてご紹介します。
―毎年、多くの新入職員を迎えられていますね。
 ええ。今春の新入職員も研修医15名、看護師47名、薬剤師3名、事務2名、リハビリ5名、放射線技師1名の75名が元気に頑張っています。研修医と当直をしたら楽しくて、私の方が若い方々に活力をもらっています。

―現在、研修医が26名とは人気ですね。
 やる気のある人間が集まり、人数が多いため、助け合い、切磋琢磨しあう環境を構築できる点が大きいと思います。病院の新築移転の際に、研修医ルームやスキルスラボ、さらに救命救急センターから30メートル先に研修医宿舎を用意して、施設環境も整えました。

―知識・技能に加えて人間教育を重視されるとか。
 その通りです。たとえば緊急手術を行う場合、医者は限られた時間で「あなたに任せます」と信頼していただかなければいけません。年齢層、階層、男女、お子様からお年寄りまで、あらゆる方に対してです。また、医療の提供には、患者様のこれまでの生活や背景も自分なりに聞き出し、紡いで、その先に生かすことが大切です。医者である前に、立派な社会人になっていただきたいと願っています。

―具体的にどのように教えていらっしゃいますか。
 初心を大事にすること。そして、感性を磨くことです。日野原先生には「医療に関係なく、色々な本を読み、色々な人、一流の人と接する機会を増やしてあげなさい」と教わりました。

―最後に、今後のご計画について教えてください。
 新専門医制度に対応するため、プログラムを見直して「臨床研修ブランド」をさらに強化したいと考えています。われわれ指導医は、あらゆる支援を惜しみません。有能な医療人を育て、当センターから全国に飛び立つ修了者がそれぞれの場所で全人的医療を実践・追求して、後輩の育成にも関わってくれたら嬉しいですね。

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消化器がんに対する内視鏡治療の症例数は県下で最大規模。
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昨年より病室訪問の「おもてなしプロジェクト」もスタート。
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「地域医療連携会」では、開業医のみならず多職種が参加。
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健康相談も大好評の「健康応援祭」。今年は10月8日に開催!

◆取材協力 独立行政法人 国立病院機構 関門医療センター

住 所/下関市長府外浦町1番1号
T E L/083-241-1199(代表)
病院長/林 弘人
病床数/400床(うちICU6床、救命救急センター24床、地域支援病棟103床)
診療科/内科(総合診療)、消化器内科、肝臓内科、内視鏡内科、循環器内科、呼吸器内科、神経内科、
    腎臓内科、血液内科、感染症内科、糖尿病・内分泌内科、女性内科(女性総合診療)、腫瘍内科、
    小児科、外科、消化器外科、内視鏡外科、心臓血管外科、呼吸器外科、脳神経外科、整形外科、
    小児外科、乳腺外科(女性総合診療)、歯科口腔外科、精神科(心療内科)、小児科、産婦人科、
    救急科(ER24)、麻酔科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、
    放射線診断科、放射線治療科、臨床検査科、病理診断科
職員数/約750名(うち医師80名、看護師350名※看護基準7:1)
外来受付/午前8:30~11:30 ※午後は各診療外来による
休診日/土曜日、日曜日、祝日、夏季、年末年始 
認定等/地域医療支援病院、救命救急センター、災害拠点病院、がん治療センター、
    エイズ治療中核拠点病院、生活習慣病センター、医師臨床研修指定病院(基幹型)、
    医療機能評価認定病院・医療被ばく低減認定施設 他
H P/http://www.hosp.go.jp/~kanmon/
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